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J-GLOBAL ID:200902215657089379   整理番号:09A0769291

DNA-PKcsおよびATMはDNA二本鎖切断修復を共制御する

DNA-PKcs and ATM co-regulate DNA double-strand break repair
著者 (7件):
資料名:
巻:号:ページ: 920-929  発行年: 2009年08月06日 
JST資料番号: W1339A  ISSN: 1568-7864  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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DNA二本鎖切断(DSB)は非相同末端結合(NHEJ)および相同組換(HR)により修復される。NHEJ/HRの決定は複雑な制御下にありDNA依存性蛋白質キナーゼ(DNA-PKcs)が関与する。HRはDNA-PKcs欠損細胞では上昇するが,DNA-PKcs阻害剤により抑制され,キナーゼ不活性DNA-PKcs(DNA-PKcs-KR)がHRを抑制することが示唆されている。ここではI-SceIヌクレアーゼにより誘導したDSBのHR修復の監視のため直接リピートアッセイを採用した。驚くべき事に,DNA-PKcs-KR細胞でのDSB誘導HRは,DNA-PKcs欠損細胞の上昇性HRレベルの2~3倍高く,野生型DNA-PKcsを発現する細胞の4~7倍高かった。DNA-PKcs欠損細胞と比較したDNA-PKcs-KR細胞での高頻度組換も,マイトマイシンC誘導DNA架橋への耐性増加で明らかだった。ATMは多くのHR蛋白質をりん酸化し,ATMはDNA-PKcs欠損細胞では低レベル発現するが,DNA-PKcs-KR発現細胞では野生型レベルに回復した。DNA-PKcsおよびATMによりりん酸化されるT2609クラスタを含むDNA-PKcsのいくつかのりん酸化部位クラスタは,破壊末端への修復因子の到達を制御していた。本結果は,DNA-PKcs-KRのATM依存性りん酸化が,高頻度組換え表現型に寄与することを示す。興味深いことに,DNA-PKcs欠損細胞は,RAD51代謝回転を要するHR相補と一致して,DNA-PKcs-KR細胞と比較して,より持続的電離放射線誘導RAD51フォーカス(しかしより低レベルのHR)を示した。ATMはRAD51代謝回転を促進するかもしれず,回復ATMがDNA-PKcs-KR細胞での高頻度組換に寄与する第2の機構(相互に排他的ではない)を示唆した。DNA-PKcsおよびATMがNHEJおよびHRによりDSB修復を協調的に制御するモデルを提示する。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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分子遺伝学一般  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
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