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文献
J-GLOBAL ID:200902215904752728   整理番号:08A0635728

神経型一酸化窒素シンターゼのPACAPによる原形質膜への移動のシグナル経路の特性解析

Characterization of signaling pathway for the translocation of neuronal nitric oxide synthase to the plasma membrane by PACAP
著者 (6件):
資料名:
巻: 105  号:ページ: 2271-2285  発行年: 2008年06月 
JST資料番号: B0504B  ISSN: 0022-3042  CODEN: JONRA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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著者等は,神経細胞内のnNOSの移動に関する情報伝達経路と,下垂体アデニレートシクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP)及びNMDAとの関連を検索した。この目的で,黄色蛍光蛋白質で標識したnNOSのN末端変異蛋白質(nNOSNT-YFP)を作成し,これを安定発現したPC12細胞での移動を可視化した。PACAPはNMDAと相乗的にnNOSの移動を増強した。この移動は各種蛋白質キナーゼ阻害剤で遮断された。又,PACAPの効果はPKA及びPKC活性化剤で代替可能であった。nNOSの移動にはnNOSのPSD-95/ディスクラージ/ZO-1ドメインのβ-フィンガー領域並びに後シナプス膜のPSD-95との相互作用が必要であることも分かった。又,NO生成はドミナントネガティブnNOSNT-YFPにより減弱した。これらの結果は,PACAP刺激のnNOS移動が,PACAP受容体(PAC1受容体)を介して,PKA又はPKCの仲介で修飾されることを示しており,更に,NMDA受容体のSrc依存性リン酸化によるnNOS活性化のためにPACAPとNMDA間にクロストークのあることを示唆している。
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分類 (2件):
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酵素生理  ,  細胞生理一般 
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