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J-GLOBAL ID：200902216124372377   整理番号：08A1100617

主観評価値の最大化に基づく動画像の時空間レート制御とその符号化への応用

Spatio-temporal Rate Control Based on a Maximization of a Subjective Assessment Value and Its Application to Video Coding

著者 (3件)： 吉田俊之 (福井大) ,  山形純一 (福井大) ,  田中伸一 (福井大)
資料名： 映像情報メディア学会誌  (映像情報メディア)
巻： 62  号： 11  ページ： 1785-1793  発行年： 2008年11月01日 
JST資料番号： F0330A  ISSN： 1342-6907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは先に,時空間のMOS(mean opinion score)の予測とフレームレート(FR)の適応制御に基づく時空間レート制御手法を提案した。この手法は,与えられたビットレート(BR)に対してMOSを最大化するFR予測とフレーム列生成を可能にし,生成する動画像のMOSを妥当な精度で予測でき,フィードフォワード制御を可能にし,容易に符号器に適用できる。今回,7種類の試験動画像を用いて,この手法と従来手法を比較し,75%の試験画像においてこの手法が既存の手法と同等以上の画質を与えること,MOSの予測値は実測値に近いことを確認した。また,シーン内の等速区間に基づいてFR選択の自由度を高めることの有効性を確認し,可変BR符号化に適用できることを確認した。

シソーラス用語： 主観評価 ,  動画像 ,  *画像圧縮 ,  適応制御 ,  画質
準シソーラス用語： mean opinion score ,  *ビデオ符号化 ,  フレームレート ,  *レート制御 ,  可変ビットレート ,  最大化 ,  時空間符号化

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (15件)：

• 中島康之. ブロードバンド・モバイルネットワークでの画像伝送・変換技術. 信学誌. 2005, 88, 8, 666-671
• 大串健吾. 画質と音質の評価技術. 1991
• KEELAN, B. W. Handbook of image quality, characterization and prediction. 2002
• 川田亮一. 映像品質の客観評価技術の標準化動向. 信学誌. 2004, 87, 10
• 滝嶋康弘. 低レート動画像符号化における最適フレームレートの検討. 信学技報. 1991, OS91-23

タイトルに関連する用語 (7件)： 主観評価 ,  最大化 ,  動画像 ,  時空間 ,  レート制御 ,  符号化 ,  応用