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J-GLOBAL ID：200902216125964413   整理番号：09A0753367

Path Size Dial Logitモデルの提案とその適用可能性

著者 (4件)： 兵藤哲朗 (東京海洋大) ,  遠藤弘太郎 (ライテック) ,  萩野保克 (計量計画研) ,  西隆太 (ライテック)
資料名： 交通工学  (Traffic Engineering)
巻： 44  号： 4  ページ： 66-75  発行年： 2009年07月 
JST資料番号： S0340A  ISSN： 0454-4595  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文ではネットワークの経路選択モデルに着目し,従来より指摘されている「経路重複の問題」と「選択肢集合の形成」について,両者をかみ合わせた改善方法を提案する。基本となる考えは,著者らが開発してきた「重複率最大化モデル」である。同モデルの改善モデルとして,Dialアルゴリズムを組み込んだモデルが提案されているが,そのアルゴリズムにおいて,Path Size Logitモデルの効用補正項を織り込む手法を開発した。これにより,従来用いられているDialアルゴリズムの若干の改良で,Path Size Logitモデルとほぼ等価の経路選択モデルを導く手法の存在を示した。具体的なデータを用いた検討も行い,1)第4回東京都市圏物資流動調査における大型貨物車の経路選択データ,そして,2)東京都市圏の貨物車流動(OD)データを用いた観測リンク交通量への適合性などからモデルの適合性を確認した。また,経路選択分析に限らず,本モデルの配分モデルへの適用性についても言及し得た。(著者抄録)

シソーラス用語： 輸送網 ,  *経路選定 ,  *ロジットモデル ,  アルゴリズム ,  目的関数 ,  パラメータ推定 ,  *貨物輸送 ,  *通信操作 ,  大型自動車 ,  *交通モデル
準シソーラス用語： 大型車 ,  Dialアルゴリズム

分類 (3件)： 輸送方法・施設  (TB01070C) ,  その他のオペレーションズリサーチの手法  (KA03070E) ,  システム同定  (IA02040O)

引用文献 (11件)：

• Bekhor, S. and Toledo, T.; “Investigating Path-based Solution Algorithms to the Stochastic User Equilibrium Problem”, Transportation Research Record B, Vol.39, pp. 279—295, 2005
• Hyodo, T., Suzuki, N. and Takahashi, K.; “Modeling of Bicycle Route and Destination Choice Behavior for Bicycle Road Network Plan”, TRR 1705, pp. 70-76, 2000
• Prashker, J. N. and Bekhor, S.; “Congestion, Stochastic, and Similarity Effects in Stochastic User-Equilibrium Models”, TRR 1733, pp. 80-87, 2000
• Prashker, J. N. and Bekhor, S.; “Route Choice Models Used in the Stochastic Use Equilibrium Problem: A Review”, Transport Review, Vol.24, No.4, pp. 437-463, 2004
• Press, W. H., Flannery, B. P., Teukolsky, S. A. and Vetterling, W. T.; “Numerical Recipes in C”, Cambridge University Press; 1 edition, 1988. 丹慶勝市他翻訳; “ニューメリカルレシピ・イン・シー日本語版”, 技術評論社, 1993

タイトルに関連する用語 (3件)： モデル ,  提案 ,  適用可能性