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J-GLOBAL ID：200902216178585490   整理番号：09A0760589

新・私の古生物誌(5)-絶滅した巨大地上性ナマケモノの進化と古生態(その2)-

著者 (1件)： 福田芳生
資料名： Chemical Times  (Chemical Times)
巻： 2009  号： 3  ページ： 12-16  発行年： 2009年07月01日 
JST資料番号： G0724A  ISSN： 0285-2446  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地史におけるナマケモノの登場,地上性ナマケモノの分類,そこから派生した水中生活のナマケモノ,巨大地上性ナマケモノのメガテリウムの古生態,地上性ナマケモノの分布と絶滅を解説した。ナマケモノはアルマジロから進化し,皮下にアルマジロの甲羅のような骨格をもつ。樹上性と地上性のナマケモノは大型化よりも遥か以前に分岐した。地上性ナマケモノは約3千万年前に南米大陸で出現し,一部は水中へと進出した。南米で栄えて北米の北部にも進出した。メガロニクス,ミロドン,メガテリウムという3つのグループからなる。メガテリウムは巨獣であり体長7m重量10トンのものも出現し,樹木の葉や小枝,種子,樹皮を食べていた。顎は上下運動して食物を押し切り,鋭い鉤爪を持っていた。おそらく人類による狩りや草原の拡大が原因となって1万年前に絶滅した。現生のナマケモノは全て樹上性である。

シソーラス用語： *貧歯類 ,  *生物進化 ,  始新世 ,  動物化石 ,  米州 ,  生物絶滅 ,  歩行 ,  顎 ,  爪 ,  植食性 ,  水生生物 ,  陸地 ,  性差 ,  更新世 ,  骨格
準シソーラス用語： アルマジロ ,  *ナマケモノ ,  甲ら

分類 (2件)： 新生代  (DE03040C) ,  動物生態学一般  (EE03010W)

タイトルに関連する用語 (5件)： 古生物 ,  絶滅 ,  ナマケモノ ,  進化 ,  古生態