アドホック無線ネットワークにおけるQoSのための新しいMACプロトコル

TAKAHASHI Kiyoshi; TERASAWA Takuya; TSUBOI Toshinori

文献

J-GLOBAL ID：200902216202805935 整理番号：08A0989660

アドホック無線ネットワークにおけるQoSのための新しいMACプロトコル

A Novel MAC Protocol for QoS in Ad Hoc Wireless Networks

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資料名：
巻： E91-B 号： 10 ページ： 3297-3306 発行年： 2008年10月01日
JST資料番号： L1369A ISSN： 0916-8516 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

本論文では,1ホップアドホック無線ネットワークにおける実時間業務のための,媒体アクセス制御(MAC)プロトコルを提案する。これは優先度を考慮する分散機構であり,有限のパケット遅延を持つ。ノードはエネルギー信号を使用して,チャネルアクセス権に競合する。送信するパケットを持つノードは,エネルギー信号を送信するか二値フレームを利用してチャネルを聴取する。エネルギー信号を送信し,何らのエネルギー信号も聴取しなかったノードは,チャネルのアクセス権を得る。二値フレームの決定には2方式を使用する。セションの始めにはノードは優先度レベルと乱数に基づいて決定し,送信に成功した後は成功したパケット送信の計数に基づいて決定する。第一方式では,競合による損失を減らすため,チャネルへのアクセス権は得たが送信に失敗したノードが,他のノードよりも高い優先度を持つ。第二方式では,最大の計数を持つノード,すなわち最も長く待ったノードが衝突のリスクなしにパケットを送信できる。このプロトコルは,送信成功の高い確率を持ち,最大パケット遅延を制限する。このプロトコルの解析により,プロトコルが安定である条件を与える。提案したプロトコルの性能を,情報源が定ビット速度(CBR)と2状態Markovオン/オフ過程である,データノードと実時間ノードが混合した母集団のネットワークでシミュレーションを使用して評価する。(翻訳著者抄録)

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計算機網 , 移動通信

引用文献 (12件)：

Part 11 : Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications. IEEE std 802.11-1999. 1999
DENG, J. A priority scheme for IEEE 802.11 DCF access method. IEICE Trans. Commun., B. 1999, E82, 1, 96-102
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