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J-GLOBAL ID:200902216342854499   整理番号:09A0387980

中~高緯度の両極性分布を持つ生物から見た地球史 現世および中生代放散虫の両極性分布

著者 (4件):
資料名:
号: 85  ページ: 25-42  発行年: 2009年03月31日 
JST資料番号: L2430A  ISSN: 0022-9202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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現在は全海域の浅海から深海までに700~1000種が生息し,8000種以上の化石が記載されている放散虫の両極分布についてまとめた。両極の浅海域に分布する両極分布種には,熱帯域では深海域にも分布しない不連続分布型と深海域に潜行して生息する連続分布型がある。さらに,南北極域の一方にのみ生息する単極性分布型がある。分布型が明らかな特定の属・種の現生放散虫について,分布と海洋環境の関連や生態などを詳説した。両極分布に至る過程に関しては,いくつかの仮説が提案されたが,まだ検証できる段階ではない。放散虫はペルム紀/三畳紀境界でほとんど絶滅し,その後の進化過程で両極性分布が形成された。高緯度域のニュージーランドとシベリア北東部の三畳系に産出するGlomeropyle属は,出現時期と多様性から,南半球で起源した後,北半球高緯度へ移動したと推定される。極域分布種には殻形態が大きく殻壁が厚いという共通の特色がある。また,同一属に形態類似の複数種が存在する。それらの成立過程の検討には,遺伝学的解析手法の適用やデータの蓄積がさらに必要である。
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分類 (2件):
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個体群生態学  ,  中生代 

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