文献

J-GLOBAL ID：200902216561076329   整理番号：08A0983281

不均一系触媒反応での工学的選択性 エチレンのエポキシ化用選択性触媒としての銀ナノワイヤの使用

Engineering Selectivity in Heterogeneous Catalysis: Ag Nanowires as Selective Ethylene Epoxidation Catalysts

著者 (2件)： CHRISTOPHER Phillip (Univ. Michigan, Michigan) ,  LINIC Suljo (Univ. Michigan, Michigan)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 130  号： 34  ページ： 11264-11265  発行年： 2008年08月27日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 固体触媒を用いた不均一系触媒反応での選択性の制御を目的とし,エチレンの部分酸化(エポキシ化)によるエチレンオキシドの選択的な合成用触媒について,銀ナノワイヤ(SNW)に着目して検討した。収率測定(連続流通反応器)とモデル系の量子化学計算(ポテンシャルエネルギー面,遷移状態構造など;密度汎関数法)の総合によれば,SNWは,通常の粒状触媒に比べ,エポキシ化の選択性が高く,活性なAg(100)小面の比率が高いことに起因する。計算結果から,表面吸着中間体の含酸素金属環化化学種(OMC;Ag-O-CH₂-CH₂-Ag環)のエチレンオキシドへの転換(異性化)活性がAg(111)面よりもAg(100)面で高いこと(活性化エネルギー障壁)を推測し,不反一系触媒反応での選択性と構造敏感性との関連についても考察した。

シソーラス用語： *不均一系 ,  *触媒反応 ,  *エポキシ化 ,  *アルケン ,  銀 ,  ナノワイヤ ,  選択性 ,  ポテンシャルエネルギー面 ,  遷移状態 ,  密度汎関数法 ,  反応中間体 ,  異性化 ,  環状エーテル

分類 (1件)： 不均一系触媒反応  (CB06100E)

物質索引 (2件)： エチレン ,  エチレンオキシド

タイトルに関連する用語 (7件)： 不均一系触媒反応 ,  工学 ,  選択性 ,  エチレン ,  エポキシ化 ,  触媒 ,  銀ナノワイヤ