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J-GLOBAL ID：200902216642729149   整理番号：09A1217761

軸対称偏光素子を用いた空間・チャージ分散フリー超広帯域光渦パルスの発生

Ultrabroadband Optical Vortex Pulse Generation without Spatial or Topological-Charge Dispersion Using An Axially-Symmetric Polarizer

著者 (5件)： 森田隆二 (北大 大学院工学研究科) ,  森田隆二 (北大 トポロジー理工学教育研究セ) ,  森田隆二 (北大 電子科研 ナノテクノロジー研究セ) ,  時実悠 (北大 大学院工学研究科) ,  岡和彦 (北大 大学院工学研究科)
資料名： レーザー研究  (レーザー学会誌)
巻： 37  号： 11  ページ： 801-805  発行年： 2009年11月15日 
JST資料番号： X0335A  ISSN： 0387-0200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Laguerre-Gaussモード光は,位相が方位角に依存することから,ビーム中心に位相特異点を有し,その強度分布は円環状になる。また,等位相面が螺旋面となることから「光渦」とも呼ばれる。その発生法は主に,螺旋状位相板を用いる方法や,ホログラムを用いる方法があるが,これらの方法で超広帯域光渦パルスを発生させようとすると,トポロジカルチャージの分散,空間分散の効果が発生光に現れる。ここでは,このような分散を補償する光学系や,分散補償例を紹介した。空間・チャージ分散フリー超広帯域光渦パルスの発生法の原理,超広帯域光渦パルスの発生の実験,偏光変換に関する考察,軸対称偏光板に関する考察を述べた。帯域500~800nmの白色光において,空間・チャージ分散なく光渦を発生させた実験を示した。この方法は,光渦パルスを用いた円環状結晶などのトポロジカル物質の高時間分解非線形分光への応用の際に有用な技術であることを指摘した。

シソーラス用語： *光パルス ,  渦 ,  光伝搬 ,  広帯域 ,  光分散 ,  *トポロジーチャージ ,  軸対称性 ,  Gaussビーム ,  ホログラム ,  白色光 ,  *位相板 ,  螺旋状 ,  方位角 ,  特異点 ,  時間分解分光法
準シソーラス用語： Laguerre-Gaussビーム ,  強度分布 ,  *光渦 ,  超広帯域 ,  分散補償 ,  *偏光板

分類 (2件)： 光デバイス一般  (BD06010L) ,  偏光,複屈折,光学回転  (BD03040X)

引用文献 (32件)：

• ALLEN, L. Phys. Rev. A. 1992, 45, 8185
• ASHKIN, A. Biophys. J. 1992, 61, 569
• MEHTA, A. D. Science. 1999, 283, 1689
• GAHAGAN, K. T. Opt. Lett. 1996, 21, 827
• HE, H. Phys. Rev. Lett. 1995, 75, 826

タイトルに関連する用語 (6件)： 軸対称 ,  偏光素子 ,  チャージ ,  広帯域 ,  光渦 ,  パルス