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J-GLOBAL ID:200902216685026516   整理番号:09A1193805

短期促通における前シナプスmGluRsからのMunc18-1のCa2+依存性放出

Ca2+-dependent release of Munc18-1 from presynaptic mGluRs in short-term facilitation
著者 (5件):
資料名:
巻: 106  号: 43  ページ: 18385-18389  発行年: 2009年10月27日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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短期促通はCa2+を必要とするが,その分子機構の理解は不十分である。今回,前シナプス代謝向性グルタミン酸受容体(mGluR)がシナプス伝達に必須のMunc18-1蛋白質(またはrbSec/nSec1)とCa2+依存性に結合・解離し,その結合・解離は各々シナプス小胞の放出を減少または増加させることを示した。mGluR4とMunc18-1の結合は,静止レベルに近い168nMのCa2+濃度でEC50を示し,その結合は高Ca2+濃度でCa2+活性化カルモジュリン(CaM)によって阻害された。これに一致して,mGluR4のMunc18-1相互作用ドメインの投与は,膜透過性PC12細胞からの有芯小胞の分泌とニューロンのシナプス伝達を抑制した。このドメインはまた,対パルス刺激によって生じるシナプス抑圧を解放し,短期促通を誘導した。これらのmGluR4機能は,明らかに従来のグルタミン酸で活性化される機能とは異なる。これらの結果に基づいて,活性化されていないニューロンではMunc18-1はGluR4に取り込まれており,それ故に基本的なシナプス伝達は低く維持されているが,活動電位後には上昇したCa2+がCaMを活性化し,それがMunc18-1をmGluR4から遊離させてシナプスの短期促通を引き起こす,というモデルを提出した。
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  細胞膜の受容体 
タイトルに関連する用語 (4件):
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