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J-GLOBAL ID：200902216742458002   整理番号：09A1187060

重大な気候計上エラーを修正する

Fixing a Critical Climate Accounting Error

著者 (13件)： SEARCHINGER Timothy D. (Princeton Univ., NJ, USA) ,  HAMBURG Steven P. ,  MELILLO Jerry (Marine Biological Lab., MA, USA) ,  CHAMEIDES William (Duke Univ., NC, USA) ,  HAVLIK Petr (International Inst. for Applied Systems Analysis, Laxenburg, AUT) ,  KAMMEN Daniel M. (Univ. California at Berkeley, CA, USA) ,  LIKENS Gene E. (Cary Inst. of Ecosystem Studies, NY, USA) ,  LUBOWSKI Ruben N. ,  OBERSTEINER Michael (International Inst. for Applied Systems Analysis, Laxenburg, AUT) ,  OPPENHEIMER Michael (Princeton Univ., NJ, USA) ,  ROBERTSON G. Philip (Michigan State Univ., MI, USA) ,  SCHLESINGER William H. (Cary Inst. of Ecosystem Studies, NY, USA) ,  TILMAN G. David (Univ. Minnesota, MN, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 326  号： 5952  ページ： 527-528  発行年： 2009年10月23日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 京都議定書と国家のキャップアンドトレードを適用するための法律には重大な瑕疵が有る。京都議定書における二酸化炭素制限に従うために現在用いられている計算方法には,大規模な瑕疵がある。この瑕疵は温暖化ガス削減対策を非常に危うくする可能性がある。この計算方法の間違いは,全てのバイオエネルギーを,バイオマスのソースにかかわらずにカーボンニュートラルとして捉えている。たとえば木材を燃やすためまたはエネルギー作物を育てるために長い年月を経て成長した森を消失させることは,大量の二酸化炭素を排出しているにもかかわらずに,100%のエネルギー排出削減と計算されている。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は,バイオエネルギーの地球温暖化は,バイオマスのソースによって変化することに気づいていた。それらは土地利用における排出,あるいはエネルギー排出のどちらか一方にのみ計上されるべきであって,両方に計上されるべきではない。ダブル計上を防ぐために,IPCCは,2酸化炭素を土地利用分として指定し,エネルギー排出分から除外している。しかし,土地利用排出が含まれていない場合には,バイオエネルギー利用は,温暖化ガス規制に対しては正しくない。二酸化炭素の実際の流れを追いかけて,バイオエネルギーであろうと化石燃料であろうと,車の排気ガスと煙突から排出されるを計上することで,この誤った計上を修正することができる。

シソーラス用語： *京都府 ,  温暖化 ,  条約 ,  バイオマス ,  物質収支 ,  *生物エネルギー ,  *エネルギー資源 ,  土地利用 ,  二酸化炭素 ,  地球温暖化 ,  京都議定書
準シソーラス用語： 二酸化炭素ガス

分類 (1件)： 測地学  (DC02000X)

タイトルに関連する用語 (2件)： 気候 ,  エラー