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J-GLOBAL ID：200902217050186459   整理番号：08A0675563

低温プラズマを用いたDLCコーティングによるマグネシウム合金シートの摩擦係数の低減

Reduction of Friction Coefficient of Magnesium Alloy Sheet by DLC Coating with Low-Temperature Plasma

著者 (4件)： IRIYAMA Yu (Univ. Yamanashi, Kofu, JPN) ,  SAKURAI Shota (Univ. Yamanashi, Kofu, JPN) ,  YOSHIHARA Shoichiro (Univ. Yamanashi, Kofu, JPN) ,  TSUDA Shunsuke (Univ. Yamanashi, Kofu, JPN)
資料名： Journal of Photopolymer Science and Technology  (Journal of Photopolymer Science and Technology)
巻： 21  号： 2  ページ： 245-250  発行年： 2008年 
JST資料番号： L0202A  ISSN： 0914-9244  CODEN： JSTEEW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マグネシウム合金は様々な用途で将来有望な軽い金属として興味が持たれてきている。これらの良い特性を持っているのにMg合金は材料表面のシージングのためプレス加工が出来ない。シージングを防ぐため低温プラズマで表面摩擦を減らす方策としてMg合金シートの表面をダイアモンドライクカーボン(DLC)でコーティングした。表面特性をクロスカットテスト,摩擦試験,深絞り加工テスト,X線光電子分光法,走査型電子顕微鏡観察等で分析。DLCは低摩擦の性質を持っており,表面の摩擦係数を下げることが出来るが,しかしDLCとMg合金間の接着強度が十分でないことが分かった。従ってプラズマを用いてテトラエトキシシラン(TEOS)でMg合金シートとDLCの間に中間層を作製。シリコン中間層の上にコーティングされたDLCは条件によって非常に固く鋭くパターン化された形を示し,これはかなり接着性が改善されて低摩擦を持続させていることを示す。Mg合金シートの深絞り加工による成形加工性も改善された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *マグネシウム合金 ,  *DLC膜 ,  *プラズマ処理 ,  摩擦係数 ,  深絞り加工 ,  X線光電子分光法 ,  走査電子顕微鏡 ,  焼付き ,  ケイ素 ,  接着強さ ,  脂肪族アルコール ,  無機酸エステル

分類 (2件)： その他の表面処理  (WC08070F) ,  金属系複合材料一般  (WE04010V)

物質索引 (1件)： テトラエトキシシラン

引用文献 (7件)：

• S. Yoshihara, H. Yamamoto, K. Manabe, and H. Nishimura, J. Mater. Proc. Technol., 143-144, 612(2003).
• S. Yoshihara, K. Manabe, and H. Nishimura, J. Mater. Proc. Technol., 170, 579(2005).
• N. Yamauchi, K. Demizu, N. Ueda, N. K. Cuong, T. Sone and Y. Hirose, Surf. Coat. Technol., 193, 277(2005).
• E. Konca, Y.-T. Cheng and A. T. Alpas, Surf. Coat. Technol., 201, 4352(2006).
• N. Yamauchi, N. Ueda, A. Okamoto, T. Sone, M. Tsujikawa and S. Oki, Surf. Coat. Technol., 201, 4913(2007).

タイトルに関連する用語 (4件)： 低温プラズマ ,  DLCコーティング ,  マグネシウム合金 ,  摩擦係数