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J-GLOBAL ID:200902217083726912   整理番号:08A1134378

裂毛症および色素性乾皮症患者由来XPD変異線維芽細胞間のヌクレオチド除去修復欠損の比較

Comparative study of nucleotide excision repair defects between XPD-mutated fibroblasts derived from trichothiodystrophy and xeroderma pigmentosum patients
著者 (13件):
資料名:
巻:号: 12  ページ: 1990-1998  発行年: 2008年12月01日 
JST資料番号: W1339A  ISSN: 1568-7864  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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XPD遺伝子の変異が色素性乾皮症(XP)または裂毛症(TTD)患者においてどのような異なる皮膚癌感受性の結果となるかを理解する手がかりを得るにはそれらのヌクレオチド除去修復(NER)欠損の徹底的な理解が必須である。ここでは,XP-DおよびTTD線維芽細胞においてNER欠損の可能性のある原因を広く特性化した。3つの解析したXP-D細胞株はゲノムDNAからのUV誘導シクロブタンピリミジン二量体(CPD)および(6-4)光産物(6-4PP)修復が同様に欠損していた。NER欠損の重症度はそれらのUV感受性と相関した。TFIIH(XPDを含む10サブユニット構成)変化の可能性を解析した。すべてのXP-D細胞株はTFIIHの濃度において正常で,UV誘導DNA損傷部位へのTFIIHの動員では正常な能力を示した。しかし,TFIIHのin vivoヘリカーゼ活性をおそらく反映する,DNA損傷部位での複製蛋白質A(RPA;一本鎖DNA結合蛋白質)の蓄積は,すべてのXP-D細胞株で同等に障害されていた。一方,すべての3つのTTD細胞株は細胞TFIIH含量が~50%減少していた。重要なことに,TTD患者に見いだされる主要XPD変異を保持する3つのTTD細胞株のうちの2つは,DNA損傷部位へのTFIIH動員欠損を示した。さらに,損傷部位でのRPA蓄積はすべてのTTD細胞株で異なる程度で低下しており,それらのNER欠損の重症度と相関した。これらの結果はXP-DおよびTTD細胞がCPDおよび6-4PP修復双方を欠損しているが,TTD細胞はXP-D細胞よりもそれらのNER欠損の重症度についてより多数の要因を持つことを示す。TFIIHは修復/転写因子で,TFIIHのTTD特異的変化は転写的欠損の結果となる可能性があり,TTD患者での皮膚癌発生増加の欠落と関連するかもしれない。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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分子遺伝学一般  ,  発癌機序・因子 

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