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J-GLOBAL ID：200902217279032528   整理番号：09A0063209

適応同定によるIPMSMの電機子巻線抵抗推定機能付き位置センサレスベクトル制御

Position Sensorless Vector Control of Stator Resistance Estimation Function of IPMSM Using Adaptive Identification

著者 (4件)： 杉本英彦 (福井大学) ,  能登泰之 (福井大学) ,  菊地寿江 (富士電機アドバンストテクノロジー(株)) ,  松本康 (富士電機アドバンストテクノロジー(株))
資料名： 電気学会論文誌 D  (IEEJ Transactions on Industry Applications)
巻： 129  号： 1  ページ： 77-87 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： X0451A  ISSN： 0913-6339  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高効率・小型・軽量・広可変速範囲という特長を持つ埋込磁石形永久磁石同期モータ(IPMSM)は,適用範囲が年々拡大しており,そのベクトル制御において,種々の位置センサレスベクトル制御法が提案されている。本論文では,実機と数学モデルの状態方程式を利用した位置推定器を提案した。この方式は,回転速度推定誤差と磁極位置推定誤差を一体化して実機と数学モデルの線形化誤差状態方程式を導出し,それを利用して実機と数学モデルの電流誤差より磁極位置と電機子巻線抵抗を推定するものである。回転速度は推定磁極位置を用いて推定する。電機子巻線抵抗の推定器を備える為,低速でも電機子巻線抵抗変動の影響を受けにくいなどの特徴を有する。本稿では,提案したシステムにより磁極位置,回転速度,電機子巻線抵抗を安定に推定できる条件について述べ,安定条件を満たす数学モデルゲイン及び推定器ゲインの設計法を示した。また,実験による検証を行い,極低速を含め良好な推定性能を持つことを確認した。

シソーラス用語： PMモータ ,  *同期電動機 ,  *センサレス制御 ,  *ベクトル制御 ,  巻線 ,  電気抵抗 ,  推定 ,  数学モデル ,  誤差
準シソーラス用語： *IPMSM

分類 (1件)： 電動機  (NB07030U)

引用文献 (15件)：

• (1) 電気学会・交流電動機駆動方式およびその応用技術調査専門委員会編: 「交流電動機の可変速駆動方式の最新技術動向およびその応用」, 電気学会技術報告, 第1073号 (2006-11)
• (2) S. Ichikawa, Z. Chen, M. Tomita, S. Doki, and S. Okuma: “Sensorless Controls of Salient-Pole Permanent Magnet Synchronous Motors Using Extended Electromotive Force Models”, IEEJ Trans. IA, Vol. 122, No. 12, pp. 1088-1096 (2002-12) (in Japanese)
• 市川真士・陳 志謙・富田睦雄・道木慎二・大熊 繁: 「拡張誘起電圧モデルに基づく突極型永久磁石同期モータのセンサレス制御」, 電学論D, 122, 12, pp. 1088-1096 (2002-12)
• (3) K. Tanaka and I. Miki: “Position Sensorless Control of Interior Permanent Magnet Synchronous Motor Using Extended Electromotive Force”, IEEJ Trans. IA, Vol. 125, No. 9, pp. 833-838 (2005-9) (in Japanese)
• 田中康司・三木一郎: 「拡張誘起電圧を用いた埋込磁石同期電動機の位置センサレス制御」, 電学論D, 125, 9, pp. 833-838 (2005-9)

タイトルに関連する用語 (6件)： 適応 ,  同定 ,  IPMSM ,  電機子巻線 ,  推定 ,  センサレスベクトル制御