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J-GLOBAL ID:200902217287190027   整理番号:08A0819446

Ca2+スパークおよび筋小胞体Ca2+貯蔵の増加が,肺静脈心筋細胞の自発活性を決定する可能性がある

Increased Ca2+ sparks and sarcoplasmic reticulum Ca2+ stores potentially determine the spontaneous activity of pulmonary vein cardiomyocytes
著者 (11件):
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巻: 83  号: 7-8  ページ: 284-292  発行年: 2008年08月15日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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肺静脈(PV)は,PV不整脈に関与しているであろう,自発活性を持つ心筋細胞を有す。Ca2+制御の異常はPV不整脈につながることが知られている。本研究は,自発活性を持つPV心筋細胞の細胞内Ca2+([Ca2+]i)過渡電流,Ca2+スパークおよびイソプロテレノールやリアノジン受容体修飾因子(マグネシウム,FK506)に対する反応が,自発活性を持たないPV心筋細胞や左心房(LA)心筋細胞と比べて違いがあるかを検討した。蛍光顕微鏡および共焦点顕微鏡にて,ウサギ単離PVおよびLA心筋細胞の[Ca2+]i過渡電流およびCa2+スパークを評価した。自発活性を持つPV心筋細胞は,自発活性を持たないPV心筋細胞やLA心筋細胞よりも,[Ca2+]i過渡電流や筋小胞体(SR)Ca2+貯蔵が大きかった。また,自発活性を持つPV心筋細胞は,Ca2+スパークの頻度および周波数は大きく,より大きな振幅でCa2+スパークを呈した。マグネシウム(5.4mM)は,自発活性を持つPV心筋細胞の[Ca2+]i過度振幅増幅や拍動数を低下させた。FK506(1μM)は,自発活性を持つPV心筋細胞のSR Ca2+貯蔵を減少させたが,その程度は他の心筋細胞より小さかった。イソプロテレノール(10nM)は[Ca2+]i過度振幅を増加させた。その程度はLA心筋細胞では,自発活性を持つまたは持たないPV心筋細胞よりも小さかった。結論として,[Ca2+]i過度電流の増強や,Ca2+スパークおよびSR Ca2+貯蔵の増加が,PV心筋細胞の自発活性に寄与していることが示唆された。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
循環系の基礎医学  ,  細胞生理一般 

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