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J-GLOBAL ID:200902217800968748   整理番号:08A0504184

木質バイオマス熱分解過程の反応速度解析と簡易炭化炉における炭化条件の検討

著者 (3件):
資料名:
巻: 29  号:ページ: 180  発行年: 2008年05月05日 
JST資料番号: Z0986A  ISSN: 0285-0494  CODEN: ENESEB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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筆者らは分散している未利用木質バイオマスのエネルギー利用のため,賦存地点で炭化した上で収集,ガス化する地域型エネルギーシステムを提案している。このため木質バイオマスの炭化過程や最適条件を知る必要である。本論文では木質バイオマスの熱分解過程に対し,石炭などで利用されている非等温解析法を利用し,反応速度解析を行った。すなわち熱分解過程を活性化エネルギー分布モデルで表し,式のパラメータは非等温法をベースにバイオマスに適した近似法を使い決定した。本モデルによる残存揮発分率計算値とスギ炭化物で得た実験値を比較し,モデルの有効性を確認した。さらに本モデルによる解析結果を使った計算で,木質バイオマス炭化の最適条件を検討した。炭化反応で残存揮発分率を支配するのは最高到達温度であり,保持時間,冷却時間の影響は小さいことが分った。最適条件は最高到達温度700K,急速昇温,必要最小限の保持時間および急速冷却の組合せであることを示した。
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分類 (2件):
分類
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木材化学  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 
引用文献 (12件):
  • 1) 山地憲治, 山本博巳, 藤野純一; バイオエネルギー, ミオシン出版(2000),86.
  • 2) Kimura, T. and H. Moritomi; “Evaluation of energy recovery system from woody biomass using carbonization,” Proc. Int. Conf. on Coal Sci. and Tech., Paper No. 3P402, Okinawa, Japan, 2005.
  • 3) 木村隆則,加納益子,守富寛;木質バイオマス炭化物ガス化システムの事業性評価,第14 回日エネ学会大会講演要旨集(2005),354-355.
  • 4) 木村隆則,加納益子,守富寛;林地等残存木質バイオマスの賦存拠点炭化の経済的有効性評価研究,第3 回木質炭化学会研究発表会講演要旨集 (2005), 19-22.
  • 5) 堀田共晃,守富寛,神原信志,木村隆則 ; 木質炭化物の水蒸気ガス化速度の評価,化学工学会第71 年会研究発表会講演要旨集 (2006), L314.
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