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J-GLOBAL ID：200902217871498505   整理番号：09A1069150

ポスタを利用した複合現実感用幾何位置合わせ

A Geometric Registration Method Using Wall Posters as AR-Markers

著者 (5件)： 天目隆平 (立命館大 総合理工学研究機構) ,  西上彰人 (立命館大 大学院理工学研究科) ,  柴田史久 (立命館大 大学院理工学研究科) ,  木村朝子 (立命館大 大学院理工学研究科) ,  田村秀行 (立命館大 大学院理工学研究科)
資料名： 日本バーチャルリアリティ学会論文誌  (Transactions of the Virtual Reality Society of Japan)
巻： 14  号： 3  ページ： 351-360  発行年： 2009年09月30日 
JST資料番号： L3202A  ISSN： 1344-011X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 複合現実感での幾何学的整合性問題に対する人為的マーカを用いた画像認識手法では美観を損ねるので,1)実環境と調和のとれた色・形状マーカの設置,2)現実環境に自然に存在するものへの位置情報の埋込みによる半人為的/準恣意的なマーカSFINCSの利用を検討している。本論文では,2)の手法として実環境中に設置したポスタを位置合わせに利用する方式を提案した。本方式は環境構築フェーズと位置合わせフェーズからなり,前者ではオーサリングツールを利用してルールスキームに則ったデザインルール,及びSFINCSポスタを一意に識別するためのIDルールを決定する。その上でデザインルールを満足するポスタを制作して環境中に設置するとともに,ポスタのIDと位置姿勢情報をデータベースに登録する。また後者は,i)入力画像中からのポスタ候補領域の検出,ii)デザインルールとの照合によるポスタの検出,iii)IDルールを用いたポスタのIDの推定,iv)ポスタのIDと3次元位置情報によるカメラ位置・姿勢の算出,v)検出したポスタのトラッキング,vi)ii)へ戻るという手順をとる。実験では人為的マーカに比べて検出の頑健性はやや劣るものの,位置合わせ能力はほぼ同程度であることが確かめられた。

シソーラス用語： *複合現実感 ,  *レジストレーション【画像】 ,  標識 ,  位置情報 ,  埋込み【挿入】 ,  広告媒体 ,  オーサリングシステム ,  データベース ,  特徴抽出 ,  追跡 ,  ロバスト性 ,  *拡張現実感
準シソーラス用語： トラッキング ,  ポスター ,  マーカ ,  *位置合わせ

分類 (2件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (20件)：

• 佐藤清秀. 複合現実感における位置合わせ手法. VR学会論文誌. 2003, 8, 2, 171-180
• 加藤博一. マーカー追跡に基づく拡張現実感システムとそのキャリブレーション. VR学会論文誌. 1999, 4, 4, 607-616
• 加藤博一. 拡張現実感システム構築ツールARToolKit の開発. 信学技報. 2002, 101, 652, 79-86
• TENMOKU, R. Visually elegant and robust semi-fiducials for geometric registration in mixed reality. Proc. 6th Int. Symp. on Mixed and Augmented Reality (ISMAR 07). 2007, 261-262
• 佐藤清秀. 屋外装着型複合現実感のためのハイブリッド位置合わせ手法. VR学会論文誌. 2002, 7, 2, 129-137

タイトルに関連する用語 (4件)： ポスタ ,  複合現実感 ,  幾何 ,  位置合わせ