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J-GLOBAL ID：200902218142897404   整理番号：09A0746358

筋肉の萎縮において,細い繊維ではなく太い繊維成分が,MuRF1依存性のユビキチン化によって分解される

During muscle atrophy, thick, but not thin, filament components are degraded by MuRF1-dependent ubiquitylation

著者 (8件)： COHEN Shenhav (Harvard Medical School, MA) ,  BRAULT Jeffrey J. (Harvard Medical School, MA) ,  GYGI Steven P. (Harvard Medical School, MA) ,  GLASS David J. (Novartis Inst. for Biomedical Res., MA) ,  VALENZUELA David M. (Regeneron Pharmaceuticals, NY) ,  GARTNER Carlos (Harvard Medical School, MA) ,  LATRES Esther (Regeneron Pharmaceuticals, NY) ,  GOLDBERG Alfred L. (Harvard Medical School, MA)
資料名： Journal of Cell Biology  (Journal of Cell Biology)
巻： 185  号： 6  ページ： 1083-1095  発行年： 2009年06月15日 
JST資料番号： C0575A  ISSN： 0021-9525  CODEN： JCLBA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 筋肉の委縮過程で筋繊維蛋白質の分解が起こるが,これに関与するユビキチンリガーゼである筋肉RINGフィンガー1(MuRF1)の機能を解析した。Ringを欠損したMuRF1変異体を発現するマウスを作成した。このMuRF1変異体は基質に結合するがユビキチン化機能は無かった。神経切除や絶食によって筋肉萎縮を誘導すると,筋繊維からミオシン結合蛋白質Cやミオシン軽鎖1および2が消失したが,ミオシン重鎖の減少は見られなかった。この消失過程にはMuRF1が必要であり,ミオシン重鎖は会合した蛋白質によりユビキチン化から保護されていたが,ミオシン軽鎖はMuRF1によってユビキチン化された。これらにより太い筋繊維の選択的萎縮が進むが,細い繊維の萎縮はMuRF1に依存しない別の機構によることを示唆した。

シソーラス用語： 筋萎縮症 ,  ユビキチン化 ,  *タンパク質分解 ,  ユビキチン活性化酵素 ,  欠失突然変異 ,  ミオシン ,  タンパク質 ,  筋線維 ,  神経切除
準シソーラス用語： *MuRF1 ,  ミオシン結合蛋白質C ,  ミオシン軽鎖

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  筋肉  (EJ10020G)

タイトルに関連する用語 (7件)： 筋肉 ,  萎縮 ,  繊維 ,  MuRF1 ,  依存性 ,  ユビキチン化 ,  分解