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J-GLOBAL ID：200902218172989788   整理番号：09A0033742

橋本脳症

Hashimoto’s Encephalopathy

著者 (2件)： SCHIESS Nicoline (Johns Hopkins Univ. School of Medicine, Maryland, USA) ,  PARDO Carlos A. (Johns Hopkins Univ. School of Medicine, Maryland, USA)
資料名： Annals of the New York Academy of Sciences  (Annals of the New York Academy of Sciences)
巻： 1142  ページ： 254-265  発行年： 2008年 
JST資料番号： A0419A  ISSN： 0077-8923  CODEN： ANYAA9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 橋本脳症(HE)の歴史,臨床,実験的研究,脳波,神経病理学,病因,治療について解説した。HEは高い抗甲状腺抗体滴定濃度をもつ患者が示す不均一な神経学的症状で構成される。臨床症状は発作,行動的及び精神的障害,昏睡のような脳障害の徴候を示す。HEは橋本甲状腺炎または甲状腺機能不全と関連付けられているが,HEの最も一般的な免疫的特徴は,抗チログロブリンまたは抗TPO(抗ミクロソーマ)抗体の高滴定濃度である。抗甲状腺抗体が一部の脳症患者における免疫付帯現象か,またはこの疾患の病因に関連するのかは不明である。抗甲状腺抗体の役割の理解が進めば,HEの分類の可否が認識されるであろう。ステロイドホルモンにやプラスマフェレーシスなどに対するHEの応答性は,HEが免疫性病因機構を持つ障害であるという考えを支持する。これらの薬物を使用した研究が,HEにおける抗甲状腺抗体の病因的役割の概念を明らかにするであろう。

シソーラス用語： *橋本病 ,  自己抗体 ,  *脳疾患 ,  プラスマフェレーシス ,  ヒト ,  ステロイドホルモン ,  認知症 ,  画像診断 ,  脳波 ,  免疫抑制薬 ,  薬物療法 ,  抗チログロブリン抗体 ,  抗甲状腺抗体 ,  神経画像
準シソーラス用語： 橋本甲状腺炎 ,  *橋本脳症 ,  神経イメージング

分類 (2件)： 免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  (GD04010C) ,  神経系の疾患  (GN03000O)

タイトルに関連する用語 (1件)： 橋本脳症