抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電線・ケーブルのライフサイクルアセスメントで,通電使用時のCO
2排出量が大きいことから,通電ロスの低減方策として,200V昇圧化に対して,標記効果を検討した。検討の前提として,導体サイズをどこまでアップするかを決める必要があった。これについてはIEC規格の経済性重視の考え方をベースとし,ライフサイクルコストが最小となるサイズまでアップすることで考えた。次に,年間に国内で布設されるケーブル全てをサイズアップした時のCO
2低減量を算出し,それを20年間継続し,その後にサイズアップ品へ置換えが日本全国で完了した時点での年間CO
2低減量を試算した。また,銅の生産量増に伴うCO
2排出量も膨大になることから,それも計算に織り込んだ。最後に,この導体サイズアップと200V昇圧化のどちらがCO
2低減に有効かの比較を行い,導体サイズアップの方が有効なことを示した。