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J-GLOBAL ID：200902218312184041   整理番号：09A0333406

ツメタガイの繁殖生態の解明-II~大量飼育による産卵試験~

著者 (1件)： 鈴木邦弘 (静岡県水技研 浜名湖分場)
資料名： はまな
号： 524  ページ： 1-6  発行年： 2008年11月 
JST資料番号： Z0520A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ツメタガイの産卵と水温の関係や卵塊の大きさとふ化幼生数との関係等について観察を行った。方法は,容量約1トンの角型水槽に殻径33.0~60.5mmの貝を100個体(62個体/m²)収容し,平成19年4月23日から平成20年10月31日まで観察した。収容した貝は初期の4か月間に大量にへい死し,最終的な生残率は19%であった。産卵は試験期間中に合計178個の卵塊が得られ,この内166個は5~7月に産出された。産卵がみられた水温は平成19年は16~26°Cでピークは24°C,平成20年は19~26°Cでピークは20°Cであった。産出された卵塊は産卵期の経過に伴う水温の上昇につれて小型化した。卵塊の大きさとふ化幼生数は相関関係があった。ふ化と水温の関係は,19°Cで17~18日,23°Cで10~13日と,水温の上昇に従いふ化が早くなった。

シソーラス用語： *中腹足類 ,  繁殖行動 ,  *産卵 ,  水温 ,  孵化
準シソーラス用語： *ツメタガイ ,  繁殖

分類 (1件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V)

タイトルに関連する用語 (5件)： ツメタガイ ,  繁殖生態 ,  大量飼育 ,  産卵 ,  試験