抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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クラスタービームと固体標的の相互作用の特性をコンピュータ・シミュレーションの観点から概説した.単イオンビームとクラスターイオンビームの照射効果の相似性と非相似性を述べることが,この概説の主たる目的である.調べられた投射物の速度範囲はBethe範囲(υ<sub>1</sub><υ<sub>0</sub>Z<sub>1</sub>)以下であるが,電子エネルギー損失が意味を持つほどは低くない範囲である.(時空にわたる)多重衝突によって,古典的分子動力学シミュレーションが役に立つが,エネルギー多重性は投射分子粒子にとってはもっと意味のあるものである.衝突段階での投射粒子から標的へのエネルギー移転は,後に続く緩和段階とは別に扱われている.衝突段階での多重性が分子効果を引き起こすが,必ずしも強い影響を及ぼすとは限らない.緩和段階では,局所的に溜まったエネルギーがあるレベルを超えると,緩和を高める効果があることが分かった.(翻訳著者抄録)