ペレット鶏糞を施肥したアンディソル圃場からのN<sub>2</sub>OとNOの放出

HAYAKAWA Atsushi; AKIYAMA Hiroko; SUDO Shigeto; YAGI Kazuyuki

文献

J-GLOBAL ID：200902218484619252 整理番号：09A0193964

ペレット鶏糞を施肥したアンディソル圃場からのN₂OとNOの放出

N₂O and NO emissions from an Andisol field as influenced by pelleted poultry manure

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資料名：
巻： 41 号： 3 ページ： 521-529 発行年： 2009年03月
JST資料番号： D0628A ISSN： 0038-0717 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

集約的家畜運営からの家畜糞尿は,取り扱いと養分具体化のリサイクリングを改良するためにペレット化される。本稿では,アンディソル圃場からのN₂OとNOフラックスに対するペレット鶏糞の影響を評価した。2006年の秋と2007年の夏に,鶏糞(PM),ペレット鶏糞(PP),及び化学肥料(CF)を小松菜の各栽培期間中に120kgNha^-1の割合で施肥した。亜酸化窒素とNOフラックス自動監視システムにより測定した。土壌培養実験により,30又は50%の水充填孔隙(WFPS)によるN₂O,NO,及びCO₂生産に対するインタクトと地上ペレット堆厩肥の影響を測定した。圃場測定において,有機質肥料施肥からのN₂O放出速度は,CF処理からのものより大きく,これは有機炭素が脱窒素を刺激するためと思われた。最高N₂Oフラックスは施肥降雨後のPP処理下で観測され,累積放出速度(2.72±0.22kgNha^-1y^-1)はPMとCF処理の,それぞれ,3.9と7.1倍であった。対照的に,NOの放出速度はCF処理からが最も高く,NO/N₂Oフラックス比は硝化がCF処理からのNOとN₂O生産の支配的過程であることを示した。全処理からの累積N₂O放出速度は,一般に湿った栽培期間(2006年の秋)が乾燥した栽培期間(2007年の夏)より高かった。対照的に,NO放出速度は湿った栽培期間より乾燥栽培期間の方が高かった。培養実験結果は,土壌水分とペレット堆厩肥形状のN₂O放出速度に対する相乗効果を示した。50%WFPS処理によるインタクトペレット堆厩肥は,インキュベーション後の最小NO₃^-含有量をもたらす最高のN₂OとCO₂フラックスを生産した。これらの結果は,降雨と従属栄養微生物活性により引き起こされたペレット内の嫌気性条件が脱窒素をもたらし,高N₂Oフラックスを生じたことを示した。湿潤状態を回避したN施肥の時期を調節することが,この調査圃場におけるPP処理からのN₂O放出速度を低減するための軽減選択肢である。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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土壌生物 , 施肥法・肥効

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ペレット鶏糞を施肥したアンディソル圃場からのN2OとNOの放出

ペレット鶏糞を施肥したアンディソル圃場からのN₂OとNOの放出