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J-GLOBAL ID：200902218790379630   整理番号：09A0926533

Erwinia carotovora subsp. carotovora によるニガウリ軟腐病の発生

Bacterial soft rot, a new disease of balsam pear (Momordica charantia L.) caused by Erwinia carotovora subsp. carotovora

著者 (6件)： 久保花 (東京農業大学) ,  兼橋和央 (東京農業大学) ,  篠原弘亮 (東京農業大学) ,  根岸寛光 (東京農業大学) ,  松山宣明 (東京農業大学) ,  陶山一雄 (東京農業大学)
資料名： 日本植物病理学会報  (日本植物病理学会ニュース)
巻： 75  号： 3  ページ： 173-175 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： F0893A  ISSN： 0031-9473  CODEN： NSBGAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2004年に神奈川にてニガウリの新病害が認められた。葉,果実などに水浸状の斑点が生じ,内部組織が褐変腐敗する。その症状から細菌病と考えられ,常法により病原細菌の分離,ニガウリへの接種による病原性の確認を行った後,細菌学的性質を調べた。その結果,本分離細菌は短桿状で周毛を有し,グラム反応陰性,O-F試験はF型,ジャガイモ塊茎を腐敗,硝酸塩の還元は陽性でErwinia carotovora群に属すると考えられ,さらに詳細な同定の結果,E.carotovora subsp.carotovoraと判明した。本病をニガウリ軟腐病と呼ぶことを提案する。

シソーラス用語： *Erwinia carotovora ,  *ツルレイシ属 ,  *瓜類 ,  植物病原菌 ,  神奈川県 ,  *軟腐病 ,  病原性 ,  *Momordica charantia ,  *微生物 ,  *エンテロバクター科
準シソーラス用語： *Erwinia carotovora subsp. carotovora ,  *ニガウリ

分類 (2件)： 野菜  (FC03043X) ,  細菌による植物病害  (FC04053P)

引用文献 (15件)：

• De Boer, S. H. and Kelmen, A. (2001). Erwina soft rot group. In Laboratory guide for identification of plant pathogenic bacteria. 3rd edition. (Schaad, N. W., Jones, B. W. and Chun, W. eds.). pp. 56-71, APS Press, Minnesota, USA.
• 藤井直哉・篠原弘亮・佐山 玲・深谷富夫・西山幸司(2001).Erwinia carotovora subsp. carotovora によるズッキーニ軟腐細菌病(新称).北日本病虫研報 52: 63-66.
• 後藤正夫・瀧川雄一(1984a).植物病原細菌同定のための細菌学的性質の調べ方(1).植物防疫 38: 339-344.
• 後藤正夫・瀧川雄一(1984b).植物病原細菌同定のための細菌学的性質の調べ方(2).植物防疫 38: 385-389.
• 後藤正夫・瀧川雄一(1984c).植物病原細菌同定のための細菌学的性質の調べ方(3).植物防疫 38: 432-478.

タイトルに関連する用語 (3件)： Erwinia ,  ニガウリ ,  軟腐病