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J-GLOBAL ID：200902219053003145   整理番号：09A0948820

植生基材吹付工施工後2年間の基材の耐侵食性

著者 (3件)： 細木大輔 (農業環境技術研) ,  柏木亨 (日本植生) ,  松江正彦 (国土技術政策総合研)
資料名： 日本緑化工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology)
巻： 35  号： 1  ページ： 126-129  発行年： 2009年08月31日 
JST資料番号： Z0839A  ISSN： 0916-7439  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 植生基材の侵食について,1):植生基材のみを吹き付けた実験区,2):植生基材に表土を混入した実験器,3):緑化用種子を含む通常の植生基材吹付工の実験区を設定し,野外で2年間にわって継続調査した。その結果,1)では冬期に侵食量の大きな増加が確認され,原因としては凍上と融解の繰り返しが推察された。一方,2)と3)は冬期の侵食量が比較的少なく,これは植物体が存在していたためと考えられた。また63°と45°の実験区の侵食量を比較したところ,前者の方が多かった。これらのことから,植生基材の侵食を抑えるためには冬期までに植物を生育させる必要があり,急勾配ほどこの点に注意が必要であると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： 斜面崩壊 ,  移動 ,  緑化 ,  *吹付 ,  *耐食性 ,  表土 ,  種子 ,  植物 ,  浸食 ,  凍上 ,  融解 ,  土砂移動 ,  緑化植物 ,  在来品種 ,  斜面緑化
準シソーラス用語： 在来種 ,  *植生基材 ,  法面緑化 ,  緑化用種子

分類 (2件)： 森林保育  (FF03040H) ,  斜面安定,掘削変形  (RA03070L)

引用文献 (13件)：

• 1) 安保 昭 (1983) のり面緑化工法,森北出版,191 pp.
• 2) 堀江保夫 (1995) のり面緑化の植物とその特性,小橋澄治・村井 宏編,のり面緑化の最先端,ソフトサイエンス社,pp. 105-119.
• 3) 細木大輔・柏木 亨・松江正彦 (2007) 年植生基材吹付工施工後3ヶ月間の植生基材の耐侵食性,日本緑化工学会誌,33(1):9-14.
• 4) 細木大輔・中村勝衛・亀山 章 (2008) ネット利用型の自然侵入促進工法による切土法面の緑化,日本緑化工学会誌,33(3):474-483.
• 5) Hosogi, D., Yoshinaga, C., Nakamura, K. and Kameyama, A. (2006) Revegetation of an artificial cut-slope by seeds dispersed from the surrounding vegetation. Landscape and Ecological Engineering, 2(1):53-63.

タイトルに関連する用語 (4件)： 植生 ,  吹付 ,  施工 ,  耐侵食性