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J-GLOBAL ID：200902219216195217   整理番号：09A0669756

サトウキビ栽培における作業可能日数拡大のための圃場排水性改善技術

A Field Drainage Improvement Technique for Increasing the Working Period in Sugarcane Fields

著者 (4件)： 深見公一郎 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究セ) ,  杉本光穂 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  新里良章 (沖縄県農業研究セ) ,  赤地徹 (沖縄県農業研究セ)
資料名： 農作業研究  (Japanese Journal of Farm Work Research)
巻： 44  号： 2  ページ： 73-80  発行年： 2009年06月20日 
JST資料番号： G0627B  ISSN： 0389-1763  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ジャーガル圃場において排土型心土破砕と明渠等を組み合わせた簡易な圃場排水性改善技術を開発し,その効果について検討した。以下に主な結果を示す。1)本排水技術では,春・夏植時には排土型を格子状,株出時には条間に沿って施工し,排水路付近に排水ピットを造成する。2)心土破砕および耕耘並びに植付作業等は土壌含水比が30%d.b.以上になると安定した連続作業が困難になる。3)排水ピット方式では,降雨後速やかに排水され,降雨量100mm程度までの時,慣行区より4日早く圃場作業が行える。4)排水ピット方式を導入すると,夏植えではプランタ作業,春・株出では培土作業の作業負担面積が最も増大し,それぞれ4haおよび5ha程度作業負担面積が増える。5)排水ピット作成に要する費用は,1箇所あたり37,000円であり,4年に1回更新した場合,年間9,000円程度のコストになる。(著者抄録)

シソーラス用語： *サトウキビ ,  粘土 ,  土壌 ,  *心土耕 ,  圃場 ,  透水係数 ,  圧縮強さ ,  抵抗 ,  剪断 ,  指数 ,  土壌物理特性 ,  農業機械 ,  含水量 ,  土壌含水量 ,  *排水 ,  排水路
準シソーラス用語： コーン指数 ,  ジャーガル ,  含水比 ,  重粘土 ,  心土破砕 ,  土壌含水比 ,  土壌物理性 ,  排水性能 ,  排土型心土破砕機 ,  圃場排水 ,  *圃場排水性 ,  明渠 ,  剪断抵抗 ,  一軸圧縮強度

分類 (3件)： 土壌管理  (FB04070J) ,  糖料作物  (FC03072N) ,  農業土木  (FB02000W)

引用文献 (8件)：

• 深見公一郎. 重粘土壌におけるトラクタ作業の所要動力測定システムの開発. 農作業研究. 2006, 41, 1, 31-36
• 深見公一郎. 土壌硬度測定孔を利用した土壌水分測定技術の開発. テラメカニックス. 2006, 26, 61-65
• 深見公一郎. ジャーガル圃場における心土破砕と明渠による圃場排水性改善効果. 九州沖縄農業研究成果情報. 2006, 22, 81-82
• 泉裕巳. ジャーガル地帯における農業の機械化に関する研究-ジャーガルの物理的性質-. 琉球大学農学部学術報告. 1981, 28, 163-171
• 宮城調勝. ジャーガル土壌の物理性改良について. 第47回農業土木学会九州支部講演会シンポジウム 「沖縄の特殊土壌」, 1976. 1976, 41-46

タイトルに関連する用語 (5件)： サトウキビ ,  栽培 ,  拡大 ,  圃場 ,  排水性