抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ASR(アルカリ骨材反応)の単独劣化および塩害とASRによる複合劣化している大型供試体に対し電気防食工法による通電を2年間行い,通電によるASR膨張が助長されるかどうかを検証した。供試体は600×600×600の大きさで,セメントを2種類(普通セメント,高炉B種)とし,水セメント比を65%,粗骨材に安山岩砕石を用い,等価アルカリ量が6kgとなるように水酸化ナトリウム溶液を用いた。電気防食工法は外部電源方式とし,陽極材にチタンリボンメッシュを用い,電流量1.0mAを暴露試験開始後1234日目から2年間にわたって通電を行った。その結果,一般に電気防食工法で用いる電気量(1.0mA)では鉄筋近傍へのアルカリイオンの集積は僅かであり,ASRへの影響はないことがわかった。