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J-GLOBAL ID：200902219300660677   整理番号：09A0630228

東アジア漆器のラッカー型の決定

Determination of the type of lacquer on East Asian lacquer ware

著者 (1件)： NIIMURA Noriyasu (International Technical Center, JEOL DATUM Ltd., 1156 Nakagami Akishima, Tokyo 196-0022, JPN)
資料名： International Journal of Mass Spectrometry  (International Journal of Mass Spectrometry)
巻： 284  号： 1-3  ページ： 93-97  発行年： 2009年07月01日 
JST資料番号： D0625A  ISSN： 1387-3806  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 漆器に用いたラッカー型を簡便,容易に決定し,貴重な工芸品に適用することができる分析法が長いこと必要とされてきた。沖縄で取得した木製器上の塗膜を決定するために,ダイレクトインレット質量分析(DIMS)及び熱分解-ガスクロマトグラフィー/質量分析(Py-GC/MS)を適用した。この二段階質量分析法によって,塗膜のラッカーが東アジアラッカーであるか,またはRhus vernicifluaから誘導された天然漆であるかを確認した。この二段階分析法は,任意の漆器におけるラッカー型の決定に非常に役立つ。DIMSによる第一分析段階で,模造漆及び合成樹脂含有ラッカーなど非天然漆から漆型ラッカーを含む天然漆を区別し,Py-GC/MSによる第二段階で天然漆型ラッカー3種の間で型を判別する。この二段階分析に要する試料量は少量で0.01~0.5mgの範囲にあって予備処理は不要なため,この分析法を考古学的に貴重な漆器に適用することができる。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ラッカー ,  *GC-MS分析 ,  *木製容器 ,  熱分解クロマトグラフィー ,  漆 ,  工芸品 ,  塗膜 ,  認識 ,  ウルシ ,  芸術 ,  文化 ,  考古学 ,  東アジア
準シソーラス用語： Rhus vernicifera ,  イオンクロマトグラム ,  伝統工芸

分類 (3件)： 塗料の性質  (YJ03020Q) ,  各種分析法一般  (CC08010X) ,  木質材料の製造・加工一般  (FF05031B)

タイトルに関連する用語 (3件)： 東アジア ,  漆器 ,  ラッカー