抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本報告では,液体燃料の微粒化を念頭に置きつつ,関連する基本的事項をまとめた上で,液体微粒化技術について同技術の研究者の立場から燃焼の研究者向けに解説した。まず関連分野の技術史を述べた。次に液体微粒化の基礎につき,微粒化の効果,効率的な微粒化,微粒化過程で見られる流体力学的不安定性(液滴の振動,液柱の不安定性,相対速度に基く界面の不安定性など)を説明した。更に,各種の液体微粒化装置に関して,微粒化の動力あるいはエネルギーによって,1)液体の圧力,2)気流,3)遠心力,4)振動,5)音波,6)静電気力,及び7)熱エネルギーによるものに分類し,それぞれ例を挙げて解説した。1)には,液体を高圧で噴射するものや膜状に噴射するものがある。2)には空気ブラストアトマイザーや空気アシストアトマイザーがある。これらの装置において,燃焼の適切な制御には噴霧の最適化が重要である。