抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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木製ブロック法留工の施工地におけるシダ群落の成立とその緑化への応用について報告した。調査は,兵庫県たつの市西部,長谷川上流部の標高200m前後に位置する長谷ダムで,木ブロックの施工地にそって4プロット,金網張工の施工地に沿って4プロットを設置し,1m×1mの調査区に区分して植生調査を行なった。その結果,1)シダ植物の総種数や平均種数は,金網張工群よりも木ブロック工群で大きな傾向がある。木ブロック工の施工地は,シダ植物の種多様性の大きな立地である。2)オクマワラビとトラノオシダの生育適地はその他のシダ植物と異なる。3)湿性環境の発生に関連する要素は,緑化地においてシダ植物の定着を導く重要な要素である。木ブロック工はシダ植物の定着を促す効果がある。