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J-GLOBAL ID:200902219744319700   整理番号:08A0980225

固有CO2分離のための化学ループ燃焼(CLC)-レビュー

Chemical-looping combustion (CLC) for inherent CO2 separations-a review
著者 (2件):
資料名:
巻: 63  号: 18  ページ: 4433-4451  発行年: 2008年09月 
JST資料番号: B0254A  ISSN: 0009-2509  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本稿は,化学ループ燃焼(CLC)に関する最近の進展をレビューした。CLCは,化石燃料を燃焼するための有望な技術であり,主に窒素からなる燃焼排ガス中のCO2の希釈を防止する。CLCでは,固体酸素キャリアがCO2および水生成に必要な化学量論的な酸素を供給し,これにより窒素を含まない混合物を生成する。結果として,CO2回収の主なコストである燃焼排ガスからのCO2分離の必要が回避される。さらに,NOxの生成も減少する。CLCに望ましい酸素キャリアとは燃料ガスとすぐに反応し,酸素と接触した時に再酸化されることである。通常,酸素キャリアは金属酸化物と不活性結合剤によって生成し,それらは各々酸素貯蔵と流動性,機械的強度を与える。過去10年間に,いくつかの研究グループが流動層条件で,活性で安定な酸素キャリアを研究した。FeやNi,Cu,Mn,Coの酸化物が潜在的に可能性のある酸素キャリア材料であるが,NiがCLCに最も適していることを最近の研究は示している。核生成-核成長あるいは未反応収縮コアモデルのどちらかを考慮に入れた,還元および酸化両方の固体動力学に関する研究はほとんどない。CLCを実施するために,酸素キャリアが装置間を循環する2種類の相互連結流動層反応器(燃料反応器と空気反応器)が提案された。反応器設計およびモデリング,流体力学を,いくつかの研究グループが解析したが,これらの課題はなお一層の考察と研究が必要である。予備的な経済性評価によると,CLCは非常に効率的で低コストのCO2回収を達成する可能性のある燃焼プロセスとして非常に有望であることが示唆されている。有望視されていても,商業ベースCLCの実現には今日でも高性能で安定な酸素キャリアが利用できることが必要である。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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燃焼一般 
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