抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
夕張シューパロダムは,高さ67.5m,堤体積20万m
3の重力式コンクリートダムである。堤体コンクリートを打設するにあたり,コンクリート用骨材は原石山の地質状況から施工性や採取率を考慮し,良質な骨材だけでなく,低品質な骨材を有効利用することにして,所要の品質を満足させるために,種々の方法を検討した。コンクリート強度を低下させる要因の一つに原石山における酸化の強い部分の混入があった。原石山において低品質骨材の混入を抑える方法として,酸化の強い部分がある程度まとまった範囲での除去が必要な場合と,亀裂周辺で細分化している小規模な除去が必要な場合が考えられた。そこで,酸化の強い部分が広範囲に分布する場合には「原石採取時に分別する方法」,亀裂周辺の小規模な除去を行う場合には,「篩い分けにより分別する方法」を採用した。夕張シューパロダムでは,上記のような原石山での分別採取を行い,低品質骨材を有効利用して,堤体コンクリートを打設中である。