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J-GLOBAL ID:200902219945987549   整理番号:09A1174335

対馬暖流分枝説の検証-データ同化の結果-

Validation of the number of branches in the Tsushima Warm Current based on assimilated estimates
著者 (3件):
資料名:
巻: 85  号:ページ: 25-35  発行年: 2009年09月30日 
JST資料番号: G0231A  ISSN: 0503-1567  CODEN: UMSOA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本海における対馬暖流の分枝化は長年の問題である。本研究では,数値モデルと観測データを組み合わせた同化推定値を統計的に解析することによって,対馬海峡から日本海南西域における表層流路の概要を得た。その結果,沖合分枝(第2分枝)は西水道よりも東水道通過流から分岐している確率が高いことが分かった。山口県沖の見島(34°45′N,131°09′E)が沿岸分枝と沖合分枝の分岐点となっている。この日本側2分枝は,離島の分布や海底地形の変化に応じて離合集散を繰り返している一群とみなせる。西水道通過流は北緯36~37度付近まで東韓暖流として基本的に安定しているが,夏秋期は20%以上の確率で西水道出口(北緯35度)付近から東進する。ただし,季節に依らず西水道通過流が北上と東向の2枝に分岐する3分枝形を取ることは少なく,本結果は蛇行説または2分枝説を支持する。両水道の通過流は対馬から約300km下流まで交差しない確率が高く,二群状態にあるといえる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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海洋の構造・力学・循環 
引用文献 (25件):
  • 長沼光亮. 対馬暖流第3分枝の存否に関する議論について. 日本海区水産試験研究連絡ニュース. 1973, 266, 1-3
  • TANIOKA. On the East Korean Warm Current (Tosen Warm Current). Oceanogr. Mag. 1968, 20, 31-38
  • MORIYASU, S. The Tsushima Current. Kuroshio-its physical aspects. 1972, 353-369
  • LEE, D.-K. The energetic surface circulation patterns of the Japan/East Sea. Deep Sea Res. II. 2005, 52, 1547-1563
  • 須田〓次. 第二回日本海南部海洋観測調査報告 (第一報). 海洋時報. 1932, 3, 291-375
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