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J-GLOBAL ID:200902220010610062   整理番号:08A0853342

クリプトクロムはショウジョウバエの光依存性の磁気感受性を仲介する

Cryptochrome mediates light-dependent magnetosensitivity in Drosophila
著者 (4件):
資料名:
巻: 454  号: 7207  ページ: 1014-1018  発行年: 2008年08月21日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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多くの動物が地球の磁場を利用して方向認知や航路決定を行うが,磁気感知の詳しい生物物理学的機構ははっきりしていない。ある理論モデルは,特殊な光受容体が関与する化学反応によって地磁場が認識されると考えている。しかし,このような磁気感知に関与する特殊な光受容体は,どの動物でもまだ確証されていない。今回我々は,紫外線A/青色光の光受容体であるクリプトクロム(Cry)が,ショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)の光依存性の磁気感受性反応に必要であることを示す。磁気感受性に対する二者択一行動実験で,野生型のハエは全波長光(約300~700nm)下で,磁場に対して訓練の有無にかかわらず著しい反応を示すが,スペクトル中のCry感受性の紫外線A/青色光部分の波長(420nm以下)を遮断した場合は磁場に応答しない。Cryが欠損したハエであるcry0とcrybは全波長光下でも,訓練の有無にかかわらず磁場に対する応答を示さない。さらに,Cry依存性磁場感受性は,概日時計の機能を必要としない。以上の結果は,我々の知る範囲では,動物で示されたCry依存性磁気感受性システムの初めての遺伝的証拠である。Copyright Nature Publishing Group 2008
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分類 (1件):
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動物生理一般 

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