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J-GLOBAL ID:200902220135305962   整理番号:08A0618680

ラット皮膚およびラット腸管を通る金ナノ粒子の試験管内での透過:粒子サイズの影響

In vitro permeation of gold nanoparticles through rat skin and rat intestine: Effect of particle size
著者 (13件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 1-10  発行年: 2008年08月01日 
JST資料番号: W0541A  ISSN: 0927-7765  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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この研究の目的は単離されたラット皮膚および腸管を通る金ナノ粒子(NP)の試験管内での透過を研究することであった。他の目的は金NPの透過への粒子サイズの影響を調べることであった。15nm,102nmおよび198nmの金NPを合成し研究に使用した。Franz拡散セルを用いてラット皮膚からの金NPの透過を評価し,一方腸管透過を評価するために「腸管嚢」法を用いた。UV-可視分光法によって金NPの数密度を分析し,一方透過した金の量をICP質量量分析法によって測定した。ラット皮膚を通る金NPの吸収および局在化をTEMによって研究した。エネルギー分散X線分光法(EDS)によって,ラット皮膚の内部での金の定性分析を行った。金NPは負のゼータ電位を示した。15nm,102nmおよび198nmの金NPのUV-可視吸収スペクトルはそれぞれ520nm,535nmおよび577nmでλmaxを示した。SEM研究はNPの球状形態を示した。金NPはラット皮膚および腸管へのサイズ依存透過を示した。15nm金NPは102nmおよび198nmの金NPに比べてより高い透過を示した。興味深いことに,102nmおよび198nmの金NPはラット皮膚だけの場合に3hおよび6hの遅延時間を示した。金NPのサイズが増大するに連れ,透過係数および拡散係数が低下することが分かった。腸管を通る金NPの透過は皮膚よりも高かった。ラット皮膚のTEM研究は皮膚のより深い領域でのより小さな金NPの蓄積を示し,一方主に表皮および真皮中ではより大きな粒子が観測された。ラット皮膚内部での金の存在がEDSによって確認された。金NPは経皮ならびに経口配送の興味深いキャリアとなるだろう。この研究はより小さなサイズの金粒子の経皮的な透過の概念の初期証明を例示した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞膜の輸送  ,  コロイド化学一般  ,  固-液界面 

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