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J-GLOBAL ID：200902220667786802   整理番号：09A1282955

ソリューションプラズマ表面修飾を用いたナノカーボン分散コンポジット材料の作製

Solution Plasma Surface Modification for Nanocarbon-Composite Materials

著者 (5件)： 稗田純子 (名古屋大学大学院工学研究科マテリアル理工学専攻) ,  白藤立 (名古屋大学大学院工学研究科マテリアル理工学専攻) ,  野口陽平 (名古屋大学大学院工学研究科マテリアル理工学専攻) ,  齋藤永宏 (名古屋大学エコトピア科学研究所) ,  高井治 (名古屋大学大学院工学研究科マテリアル理工学専攻)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 73  号： 12  ページ： 938-942 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポリマー系ナノコンポジット材料では,フィラーの母材中への分散性が機械的特性に多大な影響を与える。本研究では,シランカップリング剤を用いない新規表面修飾法として,ソリューションプラズマを用いたナノカーボン表面の親水化を行った。フィラーとしては,熱化学気相法により作製したカーボンナノボール(CNB)を用いた。本表面処理により,表面改質剤を用いずにCNB表面と母材のナイロン6の親和性を向上できた。作製したN6/SP処理CNBコンポジット材料の機械的特性は,引張強度および曲げ強度だけでなく,一般的なコンポジット材料では低下するシャルピ衝撃強度も向上した。ソリューションプラズマによる表面改質効果のメカニズムについて考察した。

シソーラス用語： ナノ複合材料 ,  高分子 ,  *ナイロン6 ,  クラスタ分子 ,  炭素 ,  ミクロスフェア ,  分散強化 ,  熱CVD ,  *表面改質 ,  *プラズマ処理 ,  親水性 ,  親和性 ,  *機械的性質 ,  充填材料 ,  微細構造 ,  粒度分布 ,  透過率 ,  分散度 ,  引張強さ ,  曲げ強さ ,  衝撃強さ ,  基
準シソーラス用語： *高分子ナノ複合材料 ,  *ナノカーボン ,  ナノボール ,  表面修飾 ,  ソリューションプラズマ ,  微細組織 ,  官能基

分類 (2件)： 押出成形  (YH04040N) ,  炭素とその化合物  (YB02060D)

引用文献 (7件)：

• 1) N. Saito, J. Hieda, C. Miron and O. Takai: Surface Finishing 58(2007) 810-814.
• 2) J. Hieda, N. Saito and O. Takai: Surf. Coat. Tech. 202(2008) 5343-5346.
• 3) B. R. Locke, M. Sato, P. Sunka, M. R. Hoffmann and J.-S. Chang: Ind. Eng. Chem. Res. 45(2006) 882-905.
• 4) B. Sun, M. Sato, A. Harano and J. S. Clements: J. Electrostat. 43(1998) 115-126.
• 5) H. S. Qian, F. M. Han, B. Zhang, Y. C. Guo, J. Yue and B. X. Peng: Carbon 42(2004) 761-766.

タイトルに関連する用語 (5件)： ソリューションプラズマ ,  表面修飾 ,  ナノカーボン ,  コンポジット材料 ,  作製