抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高齢者の転居問題を研究した。転居後の精神的健康の差異を転居後の住宅・住環境への満足度等の視点から考察した。目的は高齢者が転居しやすい住宅・住環境の整備指針を得ることにある。人口15万人以上の地方都市から,街中居住への取組がおこなわれつつある,行政から調査協力が得られる,等を勘案して,青森,弘前,盛岡,仙台,富山,高岡,金沢,熊本を調査対象に選定し,街中居住を推進する中心市街地活性化基本計画を定めている等の区域内で60歳以上の住民にアンケート調査を行った。転居群と対照群の精神的健康を比較した結果,転居の精神的健康に対する影響は,欝や生活満足度ではなく,孤独感に表われ,転居群自発と対照群で有意差が見られた,精神的健康には,経済力,歩行能力,住宅・住環境への満足度,の影響が大きい,精神的健康が良くない人は余暇活動量や知人数が少ない,等が明らかになった。