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J-GLOBAL ID:200902220717045299   整理番号:08A0229974

ネット利用型の自然侵入促進工法による切土法面の緑化

Cut-slope revegetation by plant invade promotion method using netting and fertilizer in Tochigi, Japan
著者 (3件):
資料名:
巻: 33  号:ページ: 474-483  発行年: 2008年02月29日 
JST資料番号: Z0839A  ISSN: 0916-7439  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,栃木県の岩盤切土法面において周辺植生から侵入する植物体で法面を緑化する自然侵入促進工を実験的に施工した。ネットの違い,及び施肥の有無を条件として設定し,植物の侵入・定着に関して5年間調査を行って効果を検証した。被覆率は,施工後1年目から施肥した実験区で高く,無施肥の実験区および無施工区との差は大きかった。施工後5年目の値は,施肥した実験区で40%以上であるのに対して,それ以外では10%前後であった。この結果から,施肥した実験区のみが緑化されたと言え,自然侵入促進工では施肥が必要であることが明らかとなった。最も良く被覆された区画は,目合い12.0mm×20.0mmのネットを張り,肥料袋を用いて施肥した区画であり,この方法が最も有効であると結論づけられた。施工後5年目のこの実験区の被覆率は62±15%,群落高は1.0m,出現種数は29種/5m2,木本個体数は21.6個体/m2であり,ススキ,リョウブ,ノキシノブなどの積算優占度が高かった。一方,シダ植物は,施肥した実験区では4~8種が確認されたのに対して,それ以外ではまったく確認されなかったことから,緑化後初期におけるシダ植物の出現には施肥が有効であることが示唆された。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
土工計画,土工事  ,  道路施設・建設  ,  自然保護 

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