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J-GLOBAL ID：200902220883142294   整理番号：09A0725226

シックハウスにおける室内環境と居住者の健康に関する調査研究-その1 宮城県内の62軒の住宅における調査結果-

FIELD SURVEY ON IAQ AND OCCUPANTS’ HEALTH IN SICK HOUSES Field survey on 62 houses in Miyagi prefecture

著者 (8件)： 吉野博 (東北大 大学院工学研究科) ,  中村安季 (東北大 大学院工学研究科) ,  池田耕一 (国立保健医療科学院) ,  野崎淳夫 (東北文化学園大 大学院健康社会システム研究科) ,  角田和彦 (かくたこども&アレルギークリニック) ,  北條祥子 (尚絅学院大) ,  天野健太郎 (竹中工務店 竹中技研) ,  石川哲
資料名： 日本建築学会環境系論文集  (Journal of Environmental Engineering (Transactions of AIJ))
号： 641  ページ： 803-809  発行年： 2009年07月30日 
JST資料番号： L4761A  ISSN： 1348-0685  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 住宅が原因の健康影響が疑われた宮城県内の住宅を対象に行った調査結果及び継続的観察結果を報告し考察を加えた。その結果,シックハウス症候群と疑われた居住者は,気管・粘膜症状や皮膚症状が重度であった。換気システムが設置されていても換気回数0.5回/hを満たしている住宅は少なく,隙間相当面積が小さく換気量が不足している居室ではホルムアルデヒド濃度が高い傾向があった。また,居住状態における室内化学物質濃度は,内装材の種類や換気システムの設置などの住宅要素の他に,居住者の普段の換気頻度や生活薬品の使用とも関連があることが分った。

シソーラス用語： 住宅 ,  屋内環境 ,  実態調査 ,  事例研究 ,  宮城県 ,  現地調査 ,  *シックハウス症候群 ,  健康被害 ,  揮発性有機化合物 ,  濃度測定 ,  換気効率 ,  脂肪族アルデヒド ,  *シックハウス

分類 (1件)： 空気調和一般  (PC01000C)

物質索引 (1件)： ホルムアルデヒド

引用文献 (15件)：

• 1) 厚生労働省(旧厚生省):居住環境中の揮発性有機化合物の全国実態調査について,報道発表資料,1999.12
• 2) 山口一,赤林伸一,坂口淳:木造独立住宅を対象とした居住者意識と室内化学物質濃度・シェルター性能に関する実態調査,日本建築学会計画系論文集,No.554,pp.15-20,2002.4
• 3) 池田耕一,赤林伸一,朴俊錫,坂口淳,熊谷一清,村上周三,松村年郎 住宅における化学物質汚染に関する実態調査 その1 室内化学物質汚染実態に関するデータベースの構築,日本建築学会大会学術講演梗概集D-2,pp.763-764,1999.9
• 4) 池田耕一,朴俊錫:住宅における化学物質汚染に関する実態調査 その2 パッシブサンプリング法における室温の影響,日本建築学会大会学術講演梗概集 D-2,pp.741-742,2000.9
• 5) 池田耕一,朴俊錫:住宅における化学物質汚染に関する実態調査 その3 居住空間における化学物質汚染負荷特性,日本建築学会大会学術講演梗概集 D-2,pp.909-910,2001.9

タイトルに関連する用語 (7件)： シックハウス ,  室内環境 ,  居住者 ,  調査 ,  研究 ,  宮城 ,  住宅