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J-GLOBAL ID:200902220955481056   整理番号:08A0278954

ヒノキ(Chamaecyparis obtusa)の小森林流域からの粒状リン損失に対する前期降雨履歴の影響

Effects of antecedent rain history on particulate phosphorus loss from a small forested watershed of Japanese cypress (Chamaecyparis obtusa)
著者 (4件):
資料名:
巻: 352  号: 3-4  ページ: 322-335  発行年: 2008年05月15日 
JST資料番号: C0584A  ISSN: 0022-1694  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,主としてヒノキ(Chamaecyparis obtusa)の植林によってカバーされた小山地流域における粒状リン(PP)損失に対する前期降雨履歴の影響を明らかにすることを目的としている。著者らは,種々の流量レベルの8降雨事象において24時間に15~60分間隔で河川流量とPP濃度を解析した。PP濃度対河川流量(PPC-Q)関係は,観測した8事象の各々で時計回りのヒステリシスループを示した。流量は下降部のPP濃度変化を説明できたが,ハイドログラフの上昇部は説明できなかった。上昇部では,流量の変化率(dQ/dt)とPP負荷量の変化率(dL/dt)の間の正関係が各事象で見られた。これは,大量のPPが急増流量時に強いパルスになることを示している。これらの結果は,dQ/dtがPP供給の背後の駆動力であり,PPC-Q関係の時計回りヒステリシスに対する主コントロールであることを示している。前期降水指数とdL/dt対dQ/dt関係の勾配の間に強い負の相関があった。これは,PP負荷量の急増が,前期水分条件がより乾燥した流量の微増事象でも起こることを示している。土壌撥水性と乾燥条件後の急速流出応答は,土壌乾燥が地表面流による土壌侵食に関連するPP供給を増大させることを裏付けている。従って,著者らは,前期降雨履歴が土壌乾燥によるPPの移動性に影響すると結論づけた。本研究の成果は,従来の研究で報告されているように,放出された微細土砂と関連PPの時間的変動を理解する場合のギャップを埋めると予想している。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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水文学一般  ,  河川汚濁 

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