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J-GLOBAL ID:200902220961005797   整理番号:08A0382960

イネ穎果の登熟と穂上位置及び開花時期との関係

著者 (6件):
資料名:
巻: 77  号:ページ: 191-197  発行年: 2008年04月05日 
JST資料番号: G0811A  ISSN: 0011-1848  CODEN: NISAAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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イネ4品種を用いて,1穂内の穎果の粒重変異と穎花の穂上位置や開花時期との関係について検討した。1次枝梗では,登熟中期までは上位の枝梗ほど粒重成長は旺盛であるが,後期には差異が消滅した。しかし,2次枝梗では,上位の枝梗と下位の枝梗の成長差が後期まで持続した。各穂軸節位の最終粒重は2次枝梗より1次枝梗で明らかに大きかった。穎花の開花時期と最終粒重との関係では,2次枝梗において有意な相関関係が認められ,相対的に早く開花した穎花ほど粒重が大きくなる傾向があった。しかし,1次枝梗では差異が明瞭ではなく,1次枝梗と2次枝梗とでは粒重成長と穂上位置との関係において,明らかに異なる傾向が認められた。地上部部位別乾物重の変化において,稈重は登熟前期に減少したが後期には再び増加し,稈への同化産物の再蓄積が認められた。登熟後期における2次枝梗での粒重変異は,同化産物不足に直接起因するものではなく,分枝構造上の特徴や器官の老化等が関与していることが考えられた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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稲作 
引用文献 (30件):
  • 1) 荒井邦夫・河野恭広 1978. 水稲の穂の発育に関する研究. 第1報 穂上位置別にみた穎花の発育の特徴.日作紀 47 : 699-706.
  • 2) 荒川明・中川博視・堀江武 1999. 二条オオムギのシンク・ソース関係からみた登熟性の解析. 日作紀 68 : 561-569.
  • 3) 千葉和夫・田代卓 2006. 2004年台風による水稲の枝梗白化と減収. 日作東北支部報 No.49 : 1-4.
  • 4) Cock, J.H. and S. Yoshida 1972. Accumulation of 14C-labelled carbohydrate befor flowering and its subsequent redistribution and respiration in the rice plant. Proc. Crop Sci. Japan 41 : 226-234.
  • 5) 福嶌陽 1999. イネの1穂穎花数を規定する穂の分枝の分化・発育に関する発育形態学的解析. 日作紀 68 : 77-82.
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