文献
J-GLOBAL ID:200902220996740970   整理番号:09A0276746

小笠原諸島における送粉系撹乱の現状とその管理戦略

著者 (1件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 47-55  発行年: 2009年 
JST資料番号: L3597A  ISSN: 1342-226X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
小笠原諸島では,海洋島特有の花を訪れるジェネラリスト昆虫と小さな花で構成されたアイランド・シンドロームのもとで花粉移動系(送粉系)が成立していた。ところが,1990年代に父島,母島で在来の送粉昆虫相が衰退していることが報告された。その原因として当初外来送粉者であるセイヨウミツバチとの資源競争が有力視されたが,最近の研究で外来トカゲであるグリーンアノールの捕食圧の可能性が高まった。また,固有の送粉系が残る周辺属島と比較すると,父島,母島では送粉昆虫相の衰退だけではなく花を訪れるパターンが変化し,在来種の結実に影響を及ぼしていることが明らかになった。その一方で,父島の陸繋島や沿岸部にはわずかながら固有ハナバチ類が残存していることも確認された。このような生息地は,送粉系を復元させる手掛かりに成る可能性があり,グリーンアノールの排除戦略を考えるうえで優先順位の高い場所であろう。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
自然保護  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (61件):
  • Schwarz, H. F.(1948) Stingless bees (Meliponidae) of the Western Hemisphere. Bulletin of the American Museum of Natural History, 90, 1-546.
  • Sakagami, S. F.(1959) Some interspecific relations between Japanese and European honeybees. Journal of Animal Ecology, 28, 51-68.
  • Roubik, D. W.(1976) Competitive interactions between neotropical pollinators and Africanized honey bees. Science, 210, 1030-1032.
  • Schaffer, W. M., D. W. Zeh, S. L. Buchmann, S. Kleinhans, M. V. Schaffer and J. Antrim (1983) Competition for nectar between introduced honey bees and native North American bees and ants. Ecology, 64, 564-577.
  • England, P. R., F. Beynon, D. J. Ayre and R. J. Whelan (2001) A molecular genetic assessment of mating-system variation in a naturally bird-pollinated shrub: contributions from birds and introduced honeybees. Conservation Biology, 15, 1645-1655.
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る