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J-GLOBAL ID：200902221153624028   整理番号：08A0336615

顕微鏡下での熱応答基材を用いた接着標的細胞のin situ収穫:原理及び装置

In situ harvesting of adhered target cells using thermoresponsive substrate under a microscope: Principle and instrumentation

著者 (3件)： TAKAMATSU Hiroshi (Dep. of Mechanical Engineering, Kyushu Univ., 744 Motooka, Nishi-ku, Fukuoka 819-0395, JPN) ,  UCHIDA Satoru (Dep. of Mechanical Engineering, Kyushu Univ., 744 Motooka, Nishi-ku, Fukuoka 819-0395, JPN) ,  MATSUDA Takehisa (Genome Biotechnology Lab., Kanazawa Inst. of Technol., JPN)
資料名： Journal of Biotechnology  (Journal of Biotechnology)
巻： 134  号： 3-4  ページ： 297-304  発行年： 2008年04月30日 
JST資料番号： A0456C  ISSN： 0168-1656  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 顕微鏡下で各種細胞型の多層混合物から標的細胞を収穫するための新規技術及び機器を開発した。技術原理は熱応答性物質被覆皿上で培養した細胞を領域特異的冷却機器によって脱着し,マイクロピペットを用いて同時に収穫し,両方を倒立顕微鏡内に組み立てた。熱応答性被覆はポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAAm)とPNIPAAmグラフトゼラチンの混合物から構成した。前者の非細胞接着高分子は水中32.1°C以下で溶解し,その温度(低臨界温度,LCSTと呼ばれる)以上で沈降し,後者細胞接着高分子は34.1°CのLCSTを持つ。これら熱応答性高分子の適正な混合比は生理的温度で高い細胞接着,室温で完全な細胞脱着を示した。皿底部の,顕微鏡下で標的であるとされた細胞下の非常に小さい部分のみを冷却のために開発さらた機器を顕微鏡内に組込んだ。単一細胞又は互いに接着した二細胞が表面から脱着され,約30秒以内にマイクロピペットによって収穫された。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 熱応答 ,  *機能性高分子 ,  *細胞接着 ,  *脱着 ,  実験用器具 ,  光学顕微鏡 ,  ポリイソプロピルアクリルアミド ,  ゼラチン ,  臨界温度 ,  *細胞 ,  細胞培養 ,  冷却 ,  温度依存性
準シソーラス用語： マイクロピペット ,  *単一細胞 ,  倒立顕微鏡 ,  *熱応答性高分子

分類 (2件)： 細胞・組織培養法  (EA03040R) ,  細胞学一般  (EF01000A)

タイトルに関連する用語 (4件)： 顕微鏡 ,  熱応答 ,  収穫 ,  原理