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J-GLOBAL ID:200902221212685486   整理番号:08A0306791

フコキサンチンによるヒト肝臓癌HepG2細胞の増殖阻害はサイクリンDのダウンレギュレーションと関連する

Growth inhibition of human hepatic carcinoma HepG2 cells by fucoxanthin is associated with down-regulation of cyclin D
著者 (3件):
資料名:
巻: 1780  号:ページ: 743-749  発行年: 2008年04月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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海洋褐藻類の主要カロチノイドのフコキサンチンは結腸癌細胞の増殖を阻害することが近年示され,この作用は増殖阻止と関連する。フコキサンチンに関する既報と合わせたこれらの結果から,それは他の悪性腫瘍の予防的化学療法に有用であることを示唆する。この研究において,ヒト肝臓癌HepG2細胞系(HepG2)を用いて肝臓癌に対するフコキサンチンの分子メカニズムを評価することを試みた。フコキサンチンは25μMでG0/G1期の細胞周期停止の誘導を伴ってHepG2細胞の生存を低下した。フコキサンチンのこの濃度は処理後18hでRb蛋白質(Rb)のSer780位のリン酸化を阻害した。Rb Ser780のリン酸化をもたらすサイクリンD及びcdk4複合体のキナーゼ活性は,処理後18hでダウンレギュレートした。ウエスタンブロット解析から,サイクリンD型蛋白質の発現はフコキサンチンの処理により抑制された。この低下はプロテアソーム阻害剤MG-132の同時処理により部分的に阻止され,プロテアソーム仲介分解の関与を示した。さらに,RT-PCR解析から,フコキサンチンはサイクリンD mRNAを抑制するように見えた。したがって,蛋白質分解及び転写抑制は,おそらく抗腫瘍活性に関連するフコキサンチン処理HepG2細胞のサイクリンDレベルの抑制をもたらすように見えた。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究  ,  植物の生化学  ,  消化器の腫よう 

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