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J-GLOBAL ID：200902221217402903   整理番号：08A0824341

圧力振動脱泡におけるShear-thinning性流体中の気泡近傍流れの可視化

Experimental Visualization of Local Flow of Shear-Thinning Fluid around a Small Bubble for Pressure-Oscillating Defoaming

著者 (4件)： 岩田修一 (名古屋工業大学大学院工学研究科 物質工学専攻) ,  山田悠介 (名古屋工業大学大学院工学研究科 物質工学専攻) ,  小森翔悟 (名古屋工業大学大学院工学研究科 物質工学専攻) ,  森秀樹 (名古屋工業大学大学院工学研究科 物質工学専攻)
資料名： 化学工学論文集
巻： 34  号： 4  ページ： 417-423 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： S0110B  ISSN： 0386-216X  CODEN： KKRBAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 圧力振動脱泡法における気泡上昇メカニズムの解明のため,顔料系インクを用いた粒子追跡手法により,圧力振動場に設置された気泡周りの局所流れを実験的に測定した.この測定には,圧力振動の1周期における気泡形状と,気泡近傍に分散された顔料の位置と単位時間当たりの移動距離とが必要であり,得られた速度分布より気泡近傍の速度勾配を実験的に評価することが可能となる.この実験では,振動周波数が市販ビデオのフレーム速度より高いため,膨張・収縮する気泡の観察には,高解像度ビデオカメラとストロボ発光を組合せて使用した.実験結果より,気泡表面の移動速度は,気泡上部より気泡下部の方が大きいことがわかった.これは,セル下部のゴム膜を通じて振動を与えるという実験装置の構造によるものである.気泡側部と気泡下部において,速度分布から実験的に評価された剪断速度は,Iwata et al.(2007)によって報告された気泡径の時系列変化を用いて評価した剪断速度と良好に一致した.(著者抄録)

シソーラス用語： *消泡 ,  振動 ,  流動化 ,  *流体 ,  *気泡 ,  *近傍場 ,  *流れの可視化 ,  ビデオカメラ ,  高分解能 ,  ストロボライト ,  剪断速度 ,  *圧力振動 ,  *ずり減粘
準シソーラス用語： *ずり流動化 ,  脱泡

分類 (1件)： 装置内の物質移動及び一般  (XD01020J)

引用文献 (5件)：

• Ishii, T.; Engineering of Air Bubbles, Concepts in Basic Bubble and Foam Engineering, pp. 205–219, Techno System, Tokyo, Japan (2005)
• Iwata, S., S. Uchida, K. Ishida and H. Mori; “Pressure-Oscillatory Defoaming for Shear-thinning Fluids,” Kagaku Kogaku Ronbunshu, 33, 294–299 (2007)
• Michele, J., R. Pätzold and R. Donis; “Alignment and Aggregation Effects in Suspensions of Spheres in non-Newtonian Media,” Rheol. Acta, 16, 317–321 (1977)
• Smits, A. J. and T. T. Lim; Flow Visualization, Techniques and Examples, pp. 123–147, Imperial College Press, London, UK (2000)
• Toga, S., T. Hasegawa and T. Narumi; “Flow of Dilute Colloidal Dispersions in Water through a Small Orifice,” Nihon Reoroji Gakkaishi, 35, 137–145 (2007)

タイトルに関連する用語 (6件)： 圧力振動 ,  脱泡 ,  流体 ,  気泡 ,  近傍 ,  流れの可視化