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J-GLOBAL ID：200902221673359440   整理番号：09A0107525

人工光合成とは何か?実現するにはどうしたらよいか?

著者 (1件)： 村田滋 (東大 大学院総合文化研究科)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 57  号： 1  ページ： 24-25  発行年： 2009年01月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光合成は吸熱的な酸化還元反応を光で駆動させる光エネルギー変換システムであり,人工光合成は,光合成の本質を化学的に理解し,それを適切にモデル化することである。したがって人工光合成は太陽エネルギーの有効利用,二酸化炭素の削減という観点から興味深い。システムは光吸収性分子,電子供与性分子,電子受容性分子から成る超分子システムにおいて,光に電荷分離状態を形成させ,酸化反応,還元反応を起こさせるシステムである。これらを分子満たす超分子システムの例を挙げた。今後電荷分離状態の寿命を延ばす,酵素にかわる触媒を開発するといった課題を克服する必要がある。

シソーラス用語： *光合成 ,  太陽エネルギー ,  酸化還元反応 ,  電荷分離 ,  触媒 ,  モデリング ,  *人工光合成

分類 (2件)： 光合成  (EB10020I) ,  光化学反応  (CB08020F)

引用文献 (4件)：

• 東京大学光合成教育研究会編. 光合成の科学. 2007
• 垣谷俊昭. 電子と生命. 2000
• 下井守. 化学入門. 2005
• 村田滋. 化学と教育. 2007, 55, 226

タイトルに関連する用語 (1件)： 人工光合成