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J-GLOBAL ID：200902221716794138   整理番号：08A1253361

アジポネクチン及びアルコール性脂肪肝疾患

Adiponectin and Alcoholic Fatty Liver Disease

著者 (3件)： ROGERS Christopher Q. (Univ. South Florida Health Sci. Center, FL, USA) ,  AJMO Joanne M. (Univ. South Florida Health Sci. Center, FL, USA) ,  YOU Min (Univ. South Florida Health Sci. Center, FL, USA)
資料名： IUBMB Life  (IUBMB Life)
巻： 60  号： 12  ページ： 790-797  発行年： 2008年12月 
JST資料番号： C0136B  ISSN： 1521-6543  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 世界中で最も多い慢性疾患の一つが,アルコール性脂肪肝である。エタノール消費が肝臓の脂肪沈着を起す分子機構は,複雑である。慢性のエタノール曝露は,AMPK,シルツイン1,PGC-1α,PPARα及びSREBP-1のような主要な肝臓の転写レギュレーターを阻害することにより,増強した肝臓の脂肪生成及び損傷した脂肪酸酸化を起すと考えられている。最近,脂肪組織におけるアディポネクチン産生の変化及び肝臓のアディポネクチン受容体の損傷した発現が,幾つかのげっ歯類モデルにおいてアルコール性肝脂肪症の発生に関与していることを示されている。最も重要なことは,アルコール性肝脂肪症に対するアディポネクチンの防御的役割である。アディポネクチンの肝臓保護作用は,肝臓における多くのシグナリング経路の協同により仲介されており,増強した脂肪酸化,減少した脂質合成及び肝脂肪症の阻止をもたらす。このレビューは,アルコール性肝脂肪症の発生との関係を強調して,肝臓での脂質ホメオスタシスの調節におけるアディポネクチン及びその受容体の役割を理解するように概説した。

シソーラス用語： ヒト ,  齧歯類 ,  肝臓 ,  *アルコール性肝疾患 ,  アルコール依存症 ,  *アディポネクチン ,  *サイトカイン受容体 ,  脂質代謝 ,  セリン/トレオニンキナーゼ ,  ADPリボシルトランスフェラーゼ ,  アミドヒドロラーゼ ,  タンパク質 ,  PPARα ,  DNA結合タンパク質 ,  転写因子 ,  ホメオスタシス ,  脂肪族アルコール ,  PGC-1α ,  *アディポネクチン受容体 ,  *シグナル伝達 ,  AMP活性化タンパク質キナーゼ ,  ステロール調節エレメント結合タンパク質1 ,  哺乳類 ,  胆道
準シソーラス用語： *細胞情報伝達 ,  AMPK ,  SREBP1 ,  シルツイン1 ,  慢性アルコール中毒

分類 (3件)： サイトカイン  (EB08090G) ,  消化器の基礎医学  (GH01020E) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (1件)： エタノール

タイトルに関連する用語 (3件)： アジポネクチン ,  アルコール ,  脂肪肝疾患