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J-GLOBAL ID：200902221791923466   整理番号：09A0809967

強誘電性LuMnO₃のコヒーレント光学フォノンのフェムト秒レーザ励起

Femtosecond laser excitation of coherent optical phonons in ferroelectric LuMnO₃

著者 (5件)： LOU Shi-Tao (Rutgers Univ., New Jersey, USA) ,  ZIMMERMANN Frank M. (Rutgers Univ., New Jersey, USA) ,  BARTYNSKI Robert A. (Rutgers Univ., New Jersey, USA) ,  HUR Namjung (Rutgers Univ., New Jersey, USA) ,  CHEONG Sang-Wook (Rutgers Univ., New Jersey, USA)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 79  号： 21  ページ： 214301.1-214301.8  発行年： 2009年06月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フェムト秒ポンププローブ分光法を使って,六方晶強誘電性LuMnO₃単結晶のコヒーレントな光学フォノン振動を調べた。A₁対称性の光学フォノンモードは25fsポンプレーザパルス(800nm)によってコヒーレントに励起した。c軸方向のLuイオン運動が関係するフォノンモードは,強誘電転移を駆動するソフトモードとして見いだされた。励起機構は,Mnの狭い原子内遷移の共鳴励起が原因となった純粋に変位型の性質と決定した。縦光学(LO)モード構造を横光学(TO)モード構造と比較すると,反射率曲線の振動振幅の符号が反転(π位相シフト)するのが観測された。位相反転はTOモードには存在しない赤外活性縦フォノンモードを伴う巨視的な電気脱分極場から起こると説明した。イオン運動は光学特性にLOモードとTOモードで同じように影響し,LOモードの縦脱分極場から,光学応答を支配する線電気光学効果を介して屈折率の余分な変調が生じる。

シソーラス用語： ルテチウム ,  *マンガン化合物 ,  酸化物 ,  強誘電体 ,  *光学モード ,  フォノン ,  振動モード ,  ソフトモード ,  ポンププローブ法 ,  レーザ励起 ,  強誘電性 ,  *誘電転移 ,  屈折率 ,  強誘電分域 ,  材料 ,  磁気電気効果
準シソーラス用語： マルチフェロイック

分類 (2件)： 結晶中のフォノン・格子振動  (BL03020Z) ,  強誘電体,反強誘電体,強弾性  (BM05030B)

タイトルに関連する用語 (5件)： 強誘電性 ,  コヒーレント ,  光学フォノン ,  フェムト秒レーザ ,  励起