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J-GLOBAL ID:200902222646905669   整理番号:09A0442431

不飽和混合鎖ホスファチジルコリンの位置異性体の順圧およびサーモトロピック二分子膜相挙動

Barotropic and thermotropic bilayer phase behavior of positional isomers of unsaturated mixed-chain phosphatidylcholines
著者 (6件):
資料名:
巻: 1788  号:ページ: 1056-1063  発行年: 2009年05月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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sn-1,又はsn-2位に不飽和のアシル鎖を有する,1-オレオイル-2-ステアロイル-(OSPC),1-ステアロイル-2-オレオイル-(SOPC),1-オレオイル-2-パルミトイル-(OPPC),1-パルミトイル-2-オレオイル-(POPC),1-オレオイル-2-ミリストイル-(OMPC),および1-ミリストイル-2-オレオイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(MOPC)の6種の混合鎖ホスファチジルコリン(PC)の二分子膜相転移が,示差走査熱量測定(DSC)と高圧光線透過率測定によって観察された。sn-2位に不飽和のアシル鎖を持つSOPC,POPCおよびMOPCの二分子膜は,ラメラゲル(Lβ)と液晶(Lα)相間の主転移として同定された,唯一の相転移を示した。一方,sn-1位に不飽和のアシル鎖を持つOSPC,OPPCおよびOMPCの二分子膜は,主転移のみならずラメラ結晶(Lc)からLβ(又は,Lα)相への転移も示した。それらのゲル相の安定性は,圧力とsn-2位の飽和アシル鎖の鎖長によって顕著に影響された。不飽和の混合鎖PCの効果的鎖長を考慮して,sn-1とsn-2アシル鎖間効果的鎖長の相違は,主転移の温度差と密接に関係していることが証明された。すなわち,効果的鎖長のミスマッチは,位置異性体間の主転移の温度差を助長する。OPPCとOMPCに対するLc/Lα転移の異常に小さな容積変化が,その大きなエンタルピー変化にかかわらず観察された。この挙動は,cis二重結合の存在とLc相においてさえ,大きな部分的分子容積に対応して,ゆるい鎖充填のために鎖融解に対して小さな容積変化をもたらす,sn-1とsn-2アシル鎖間のかなりの不等価に起因する。さらに,sn-1,又はsn-2位に不飽和のアシル鎖を含んでいる不飽和混合鎖PCの二分子膜挙動は,各相における化学ポテンシャル図によって良く説明された。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
脂質一般 

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