抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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材質改善を行う加工システム(R&Fシステム)で製作した圧密木材のブリネル硬度,曲げヤング率,曲げ強度を求め,それらと平面圧縮法で求めた値と比較した。その結果,下記の結論を得た。1)板厚30mmのスギ材をR&F法で16.5mmに圧延し,高圧水蒸気で変形固定した結果,素材に対するブリネル硬度比で1.43倍,曲げヤング率で1.31倍,曲げ強度で1.27倍の圧密材を得た。2)上記の結果は圧縮条件と変形固定条件を同一にした平面圧縮の試験結果とほぼ等しい値となった。3)R&F法では永久変形固定のための熱処理法である高圧蒸気法と高温乾燥のうち,高圧水蒸気法で行うことが不可欠である。4)ドライングセット法により,高温熱処理前のR&F法と平面圧縮材との材料特性を比較することで,圧縮変形の差違による材料特性の差とその差が高温熱処理によりどの様に変化するかが掴めた。